大学生のための授業評価サイト「楽単らくだ」が全国展開をスタート

大学生の履修選択を支援する授業評価サイト「楽単らくだ」は、2019年8月に名古屋大学でのプロジェクトとして始まりました。当初は名古屋大学を中心に展開されていましたが、現在では全国への広がりを見せています。これは、新型コロナウイルスの影響で他大学の学生たちが履修登録時に十分な情報を得られないという問題を受けてのことです。

「楽単らくだ」は、学生が授業の評価を行い、その結果を他の学生と共有することで、履修選択を容易にするためのプラットフォームです。名古屋大学ではすでに10,000件以上の授業評価が登録されており、この情報は新たな履修生の選択にとって貴重な資源となっています。

このサイトの特徴は、使いやすさにあります。頻繁に行われるバージョンアップにより、機能が強化され、ユーザーがストレスなく情報を検索できる環境が整っています。また、健全な情報共有を促進するため、名誉毀損に当たる表現の投稿を厳しく制限。安心して利用できる環境が提供されています。

発表によると、「楽単らくだ」は南山大学以外の他大学でも展開が予定されており、100以上の大学からの登録申請があった場合、順次このプラットフォームが開設されることが期待されています。現在、全国展開に向けて多くの大学との連携が進められており、今後ますます利用者が増加していくことでしょう。

また、株式会社Hashupは「楽単らくだ」の運営を通じて、独自のデータ分析手法を採用し、企業向けのデータ改善サービスも手掛けています。「本質をつくデータ解析」として、表面的な統計データではなく、テキストデータを駆使した情報を提供。企業が抱える「変革」や「働き方革命」に対する課題解決にも力を入れています。

名古屋大学での授業評価プラットフォームはここまで成長しましたが、その背景には学生のニーズの高まりがあります。コロナ禍における教育環境の変化は、学生が適切な授業情報を得ることが求められる時代をもたらしています。これに応える形で「楽単らくだ」は確かな役割を果たしています。さらに、「楽単らくだ」についての詳細や登録方法は、公式ウェブサイトで確認することができます。学生が自らの学びを豊かにするための一助として、引き続き注目を集めていくことでしょう。