2026-27秋冬メンズリアルトレンドとそのスタンダード
ファッション業界には、常に変化するトレンドがありますが、最近では「明確な流行は存在しない」と言われることが多くなっています。メンズファッションにおいても例外ではなく、多様な趣味嗜好の発展によって、今やメインストリームと呼ばれるトピックが見えにくくなってきています。それでも、昔も今も変わらぬ「時代の空気感」が存在し、それを反映させることがブランドに求められています。
「WWDJAPAN」は、パリやミラノのコレクションで感じ取った「愛着」をトレンドとして読み解きます。この秋冬のコレクションが日本市場に与える影響に、注目が集まります。特に、さまざまなブランドの各々の空気感を理解し、それを顧客に届けることが今後の健全なマーケットには不可欠です。
ブランドに見る多様な空気感
今回の記事では、ブランドのスタイルを4つのジャンルに分けて紹介し、それぞれの持つ独特の空気感を考察します。まずは、「ビームス(BEAMS)」や「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」といったセレクトショップが代表するジャンルです。これらは多様なブランドを取り入れた特徴があり、選択肢の広がりをもたらしています。
次に「ポール・スミス(PAUL SMITH)」や「アバハウス(ABAHOUSE)」に代表されるトラッドスタイルです。伝統的なデザインをベースにしながら新しいアプローチを模索する姿勢が見受けられます。
そして、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」や「ゴールドウイン(GOLDWIN)」のようなスポーツ&アウトドア系ブランドは、アクティブなライフスタイルを提案し、特に若者から支持を受けています。さらにその他の注目ブランドも含め、「アザーリコメンド」として新たなトレンドを切り開いています。これら4ジャンルは、果たして完全に分断されているのか、あるいは同じ時代の流れを共有しているのか。業界内での対話やコラムを通じて、その答えに迫ります。
LVMHと新ブランド戦略
特集記事の後半では、LVMHが売却した「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」が新体制での再建に注目します。新たな視点から登場するコスメラインと、かつて日本市場で人気を博したディフュージョンライン「マーク バイ マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)」の復活が焦点です。これはブランドの価値を再確立する良い機会と言えるでしょう。
さらに、村上要編集長が体験した最近のトレンドであるスポーツ「ピックルボール」の魅力についても紹介しています。ファッションだけでなくライフスタイルの一環として考えられる新しいスポーツは、多くの人に支持されるに違いありません。
コンテンツ全体の視野
今回は「WWDJAPAN」の紙面を通じて、さらに深くメンズファッションのリアルトレンドに迫ります。本誌は1910年に創刊された『WWD(Women’s Wear Daily)』の日本版であり、ファッション業界のビジネスニュースからトレンド、業界人インタビューまで多岐にわたる情報を提供しています。
最新のファッションとビューティのニュースを逃さず、コレクションのルックやライフスタイル、アートに関する情報も引き続き注目していきたいと思います。読者の皆様が興味をお持ちのファッションやビューティに関する感度の高い情報をお届けすることをお約束します。