ベトナム日本語朗読会決勝大会の開催
2025年10月25日、ベトナムのハノイに位置するハノイ大学で「ベトナム日本語朗読会 決勝大会」が開催されました。このイベントは、日本語教育を促進することを目的に、株式会社明光ネットワークジャパン、ハノイ大学、ベトナムのMEIKO NETWORK VIETNAM COMPANY LIMITEDの三者が共同で行っています。今年で3回目を迎えるこの大会は、両国間の文化交流を促進し、日本語を通じた相互理解を深める重要な機会となりました。
大会の概要と参加者
今年の朗読会には、全国の126名がエントリーし、その中から選ばれた15名が決勝大会へ進出しました。参加者は小学生から大学生まで幅広く、初級・中級・上級の3つの部門に分かれて各自の朗読を披露しました。このような多様性は、若年層における日本語学習の高まりを反映しています。
各部門の最優秀賞者には、日本への短期研修旅行の権利が授与されます。これは、作品を通じての日本文化の理解を深め、実際に日本を体験する機会を提供することを目的としています。
各部門の特徴
- - 初級部門: 参加者は表現力や感情の込め方を気にしながら、日本の童話を朗読。
- - 中級部門: 小説の一部を用いて、同様に表現力や感情を重視した朗読が行われました。
- - 上級部門: ベトナムの童話を日本語に翻訳し、その教えを自らの言葉で要約して披露するという、非常に高度な課題に挑むことが求められました。
共催企業の紹介
MEIKO NETWORK VIETNAM COMPANY LIMITED は2022年に設立され、ベトナムにおける日本語教育を専門に実施しています。実践的な日本語能力を身に付けることを目的とし、ビジネスに役立つカリキュラムを提供しています。
ハノイ大学は、外国語教育の分野で著名な大学であり、1973年から日本語教育に取り組んできた歴史があります。この大学との提携を通じて、明光ネットワークジャパンは、より質の高い日本語教育の実現に向けて協力しています。
明光ネットワークジャパンの教育ビジョン
当社はこれまで5年連続で、ベトナム人看護師や介護福祉士候補者を対象とした訪日前日本語研修を実施してきました。この取り組みは、日本における外国籍人材の育成にも貢献しています。今後も「教育」を中心にした日本語教育事業を推進し、外国籍人材の育成や企業の受け入れ支援を展開していく予定です。
明光ネットワークジャパンは、“「やればできる」の記憶をつくる”という理念のもと、教育サービスを多岐にわたり展開し、未来を切り開く人材の育成を目指しています。この大会を通じて、日本語と文化を徐々に広めていく活動は、今後も重要な役割を果たすことでしょう。