メスキュージェナシスの挑戦
2021-01-25 12:20:02
メスキュージェナシス、歯周病に立ち向かうペプチド医薬品の新たな風
メスキュージェナシス、歯周病対策にペプチド医薬品の開発を進める
概要
メスキュージェナシス株式会社は、近年注目を集めているペプチド医薬品の開発に取り組み、特に歯周病に対する新たなアプローチを模索しています。この企業は、独自の技術を駆使して、歯周病の原因物質であるジンジパインに作用する新規ペプチドを発見しました。この進展により、歯周病の早期発見や予防に繋がる製品の開発を計画しています。
クラウドファンディングでの資金調達
メスキュージェナシスは、2021年から投資型クラウドファンディングプラットフォーム「FUNDINNO」で資金調達を行うことを発表しました。今回のクラウドファンディングでは、79,920,000円を目指しており、1口90,000円で購入可能です。資金の使途は、事業の更なる成長を目指すための資本拡充とされています。募集期間は2021年1月30日から2月1日までとなっています。
ペプチド医薬品の特性
ペプチド医薬品は、低分子医薬品や抗体医薬品では対応が難しい疾患に対しても作用する期待がされている点が大きな特徴です。化学合成が可能で製造コストを抑えられるため、新規医薬品の開発において注目されています。メスキュージェナシスは、このようなペプチドの特性を活かし、様々な製品の開発を視野に入れています。
独自の技術による競争優位
同社の強みは、膨大なペプチド群から疾患に効果的なペプチドを見つけ出すためのcDNAディスプレイ技術です。医薬品に繋がるペプチドの探索に特化してきた経験を生かし、新たなペプチド製品の開発へと事業を拡大しようとしています。ここで注目すべきは、ジンジパインを阻害するペプチド群により、他社には真似が難しい製品展開が可能である点です。
技術を活かした製品の多様化
メスキュージェナシスは、ペットフード添加剤や化粧品添加剤、機能性食品など、医薬品以外の分野への応用も考えています。このような多様な製品群の展開は、同社の事業スケールを拡大させる大きな要素です。さらに、アルツハイマー予防への応用や海外市場への進出も視野に入れており、企業の成長戦略が伺えます。
企業の背景
メスキュージェナシスは、東京都中央区に本社を置き、2015年に設立されました。代表の北村幸一郎氏の下、創薬リード探索事業やペプチド製品事業に取り組む姿勢が評価されています。今後も、新たな医療の現場に貢献し、地域社会における健康を支える存在としての成長が期待されています。
結論
メスキュージェナシスの取り組みは、ペプチド医薬品を通じて歯周病という社会的課題に挑む重要なステップとなるでしょう。新たな製品の開発と地域に根ざした健康への寄与を通じて、同社はこれからも注目される存在であり続けることを目指しています。
会社情報
- 会社名
-
メスキュージェナシス株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町3-11-5日本橋ライフサイエンスビル2 707室
- 電話番号
-
03-6661-1010