高森湧水トンネル公園が魅力満載にリニューアル！新たな遊びが登場

高森湧水トンネル公園が新たに生まれ変わる

熊本県高森町の「高森湧水トンネル公園」が、最新のリニューアルを経て新たな魅力を加えました。特に、芝生の張り替えや新しいコンテンツの導入が期待されています。このリニューアルは、熊本地震からの復興と南阿蘇鉄道の全線復旧を目指す高森町の取り組みの一環で、観光客の増加を狙ったものです。また、リニューアル資金の一部には高森町ふるさと応援寄附金が利用されています。

リニューアルの背景

高森湧水トンネル公園は、高森駅から徒歩約10分の距離に位置しています。この地は、旧国鉄がトンネルを掘削していた際に地下水を切断してしまい、湧水量が豊富なことから鉄道建設が中止となりました。その後、掘削跡地は高森湧水トンネル公園として整備され、湧水館や駐車場、トンネル内歩道、調整池など、多角的な設備が整えられました。今回のリニューアルでは、老朽化した設備の再整備と、芝生の張り替えが行われました。

高森町の魅力を学ぶプレイングウォールシアター

新たな見どころとして、高森町に焦点を当てたプレイングウォールシアター『高森不思議だより』が登場しました。このシアターでは、高森町の自然や文化をテーマにした映像コンテンツが、トンネルの壁面に投影されます。上色見熊野座神社や桜、高森殿の杉、川上渓谷といった観光資源がトリックアートとして表現されており、来館者は新感覚の映像体験を楽しむことができます。

制作は熊本県の株式会社アド・コムと東京都のネストビジュアル株式会社が手掛けています。エンターテインメントと教育を融合させたこのプログラムは、訪れる人々に高森町の豊かな文化と自然の魅力を伝えることを目的としています。

高森湧水トンネルの魅力

高森湧水トンネルはその長さ2055m、毎分32tの湧水量を誇ります。訪問者はトンネル内で、掘り残された岩盤から流れ落ちる美しい滝や、仕掛け噴水「ウォーターパール」などの自然現象を楽しむことができます。夏には「七夕まつり」、冬には「クリスマスファンタジー」などのイベントも開催され、四季折々の魅力を感じられるスポットとなっています。