スポーツテック企業ユーフォリアがSMBCVCから資金調達を実施し新たな挑戦へ

スポーツテック企業ユーフォリア、SMBCVCから新たな資金調達

株式会社ユーフォリアは、東京千代田区に本社を置くスポーツテック企業であり、スポーツの領域における革新を追求しています。本社の位置からもわかる通り、東京都内の中心地にオフィスを構えているため、出資先や提携先との連携もしやすい環境です。このたび、ユーフォリアはSMBCベンチャーキャピタル株式会社（以下、SMBCVC）からのインパクト投資を受け、さらなる成長を目指して資金調達を実施しました。

新たなインパクト投資の背景

ユーフォリアは、2013年の設立以来、アスリートのコンディションやトレーニングのデータ管理を提供する「ONE TAP SPORTS」というマネジメントシステムを開発し、サービスを提供してきました。このシステムは、日本代表やプロスポーツチーム、さらには大学生や中高生のアスリート、子どもたちに至るまで、広く活用されています。スポーツを通じたパフォーマンス向上や、ケガの予防に注力してきた実績があることから、アスリート支援の必要性を広く認識されています。

ユーフォリアは2022年以降、トップアスリートが活用するデータを通じた可視化や、スポーツ科学の研究成果を企業の健康経営に応用した「ONE TAP SPORTS for Biz」を展開してきました。これは、企業における従業員の健康状態を向上させ、生産性を高めることを目指しています。

インパクト投資の意義

今回のSMBCVCからのインパクト投資には、SMBCグループの経営方針に基づく社会的価値の創出が組み込まれています。ユーフォリアは、このビジョンに共感し、社会的課題に取り組む姿勢が評価されています。特に少子高齢化や医療費の問題、健康寿命の延伸をテーマに、ユーフォリアはアスリートが培った知識をもとに企業従業員や一般の方々へと健康的なライフスタイルの提供を目指します。

子どもたちのスポーツ体験の格差

一方、ユーフォリアはスポーツに関わる社会課題、特にスポーツ体験の格差についても深刻に受け止めています。経済的・地域的な格差は、子どもや若者のスポーツ体験の質に影響を及ぼすため、この問題の解決にも注力しています。自分の可能性に気づくための機会を提供することは、中長期的に見ても大切なアプローチです。

未来へのビジョン

ユーフォリアは「すべての人の可能性が生きる未来へ」というビジョンを掲げ、今回の資金調達を通してさらなる成長を遂げていく計画です。SMBCグループとの協力により、社会的課題の解決や持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していきます。

また、ユーフォリアのwakほどに、特に「プレゼンティーイズム」（病気や体調不良で十分なパフォーマンスを発揮できない出勤状態）の改善に寄与するサービスも注目されています。このアイデアは、スポーツ科学とコンディショニングの知識を用いることで、個人や組織の健康維持を助け、生産性の向上を実現することを目指しています。