腹黒王子の求婚と王妃の夢、義妹との戦いが始まる恋愛小説

腹黒王子の求婚と王妃の夢

待望の恋愛小説が登場します。著者の木野美森による新作『玉の輿マウントをとってきた義妹を見返すため王妃を目指しているのに、腹黒第二王子が求婚してきました』が、2024年12月2日に発売されます。エルド王国のディトン伯爵家の長女、レイリアの物語は、義妹アンジェラの玉の輿婚に悔しさを抱くところからスタートします。

ストーリーの背景

レイリアは、義妹にあたるアンジェラが小国の第三王子と結婚し、玉の輿を手に入れるのを見て、心の中に大きなひがみを抱えています。しかし、その悔しさをバネに「王妃」の座を狙うことを決意。ここから物語は複雑に絡み合った恋愛模様へと突入します。

突然の大富豪に

物語は進み、ある日、王立銀行からの使者がレイリアの元に現れます。彼女の祖母が、当時身寄りのなかった若者に船を渡し、その青年が海運王として名を馳せたことから、レイリアにもその財産の一部を相続させたいと持ち掛けるのです。これをきっかけに、レイリアは一夜にして大富豪となりますが、同時に義母による巧妙な噂話によって、財産を狙う求婚者が次々と現れます。

第二王子の登場

そんな彼女の前に現れたのが、腹黒第二王子アシュレインです。彼は「俺と結婚するのはどうだ？」と提案しますが、レイリアには彼を選ぶことに大きな葛藤があります。なぜなら、第二王子と結婚したとしても、「王妃」の座にはつけないからです。このジレンマがレイリアの心を揺さぶります。

夫選びの競技会

悩んだ末に、レイリアは親友アリスに助言を受け、「夫選びの競技会」を開催することを決意。この企画によって、様々な候補者が集まることになりますが、果たして彼女は想い描く「王妃」の座を手に入れることができるのでしょうか？

この物語は、恋愛のドキドキ感だけでなく、自己実現に向かう女性の姿を描いています。身近にいる人との競争や、その中で自分をどう表現するかというテーマが色濃く表れています。レイリアの成長と、義妹との対立を通じて、読者は共感と感動を覚えることでしょう。