DUNLOP、持続可能な天然ゴム調達の取り組みを強化
2026年10月8日、DUNLOPグループは、持続可能な天然ゴム調達のための施策を体系的に整備し、具体的な行動を加速させることを発表しました。これにより、同社は持続可能な天然ゴム(SNR)部会を中心に、インドネシアにおける小規模農家への支援を強化します。
小規模農家支援プロジェクト第2フェーズの開始
DUNLOPは、2026年4月からインドネシアにて小規模天然ゴム農家支援プロジェクトの第2フェーズを開始しました。このプロジェクトは、天然ゴムの生産と流通を行うHalcyon Agri Corporation Ltd.との共同で運営されています。第1フェーズでの成功を踏まえ、今回の第2フェーズでは、スマトラ島のJambi地域に加え、新たに北スマトラのRantau Prapat地域にも支援を拡げていきます。
このプロジェクトでは、年間に約1,740軒の農家をサポートすることを目指しています。支援内容には、技術指導や農業資材の提供が含まれており、2029年4月まで段階的に拡大していく計画です。
天然ゴム調達の重要性
DUNLOPグループにとって、天然ゴムは不可欠な原材料です。多くの小規模農家が支えているため、農家の生産性や収益性を向上させることが、持続可能な天然ゴム調達につながります。グループは、自然への影響を評価しながら、持続的な施策を推進しています。
特に、大きな成果を上げた第1フェーズでは、Jambi地域の農家の収量が最大で19%向上するなど、具体的な改善が見られました。これを受けて、Rantau Prapat地域でも同様の成果を得ることを期待しています。
持続可能な調達への取り組み
DUNLOPは、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言に基づき、持続可能な天然ゴム調達のリスク評価と情報開示を進めています。また、新たに設置したSNR部会では、リスクや機会に対する対応策を整備し、事業活動に生かしています。
具体的には、AR3Tフレームワークを適用し、企業が自然に与える影響を考慮した行動計画を策定しています。これにより、农业技術の普及を進め、持続可能性を高めることを目指しています。
マテリアリティとしての生物多様性
DUNLOPグループは、生物多様性を重要課題とし、天然ゴムなどの自然資源への依存と影響を自覚した上で、周囲の生態系と共存する企業を目指しています。グループ全体でステークホルダーとの対話を重視し、サプライチェーンの強靭化を進めています。
特に、持続可能な天然ゴム方針に則り、地元の生態系や農家の生活水準向上に寄与するための活動を行っています。今後もDUNLOPは、持続可能な調達に向けた一層の努力を続けていくことでしょう。
DUNLOPブランドは、2026年から「挑戦を支える安心」をテーマに、革新的な体験を通じて人々にポジティブな影響をもたらすことを目指しています。持続可能な未来を築くための取り組みは、これからも続いていきます。