震災意識を学ぶ
2025-02-06 14:31:55

共立女子大学が南三陸町と連携、震災時の意識醸成ワークショップを開催

東京都千代田区にある共立女子大学と共立女子短期大学が、南三陸町と連携して、2月14日(金)に特別なワークショップを開催します。このイベントでは、南三陸町の海藻を使用したふりかけ作りを通じて、東日本大震災の教訓や復興の現状について学ぶ機会を提供します。実際に震災を経験した町とのオンライン接続を行い、リアルな声を聞くことができる貴重な体験です。

今回のワークショップは、千代田区内の大学間の強力な連携を目指した「千代田区キャンパスコンソーシアム」の一環として実施されます。東京の大学生・教職員はもちろん、千代田区に住まう・通う方々にも参加が呼びかけられています。東日本大震災から14年が経過する中、若い世代への防災意識の浸透が求められる状況で、学生たちが実践を通じて学ぶことは非常に意義深いものです。

ワークショップでは、13時15分からの講話で南三陸町阿部民子氏が震災当時の状況やその後の復興過程について講演し、その後、参加者は南三陸町の特産である海藻を使ったふりかけ作りを体験します。この活動によって、自然災害の現実と地域の地震への備えについて学ぶことができます。

また、15時15分からは「災害時の帰宅困難者支援施設運営ゲーム(KUG)」を行います。このゲームは、実際に大規模災害が発生した際に、どのように帰宅困難者を支援するかを考え、訓練することを目的としています。大都市における帰宅困難者の流入を想定し、学生たちは支援策を検討し、自身の役割を理解することが求められます。

このプログラムは、「大規模災害時における学生ボランティアの育成とネットワーク化に関する研究」として、共立女子大学と共立女子短期大学の教授陣が共同で推進している取り組みの一環です。近年、災害対策や防災に対する意識が薄れつつある中で、実践的な経験を通じて学生たちの防災意識を高めることが大きな意義を持っています。アナウンスされているように、参加対象者は千代田区キャンパスコンソに所属する6大学の学生や教職員に加え、千代田区在住、在勤、通学の人々となっており、地域に根差した活動への参加を促しています。

最終的に、参加者が防災意識を持つことで、地域社会全体が災害に強い体制を整える一助となることを目指しています。若い世代がこうしたワークショップを通じて学び、次世代へとその意識を受け継ぐことができるよう、今後もこのような活動が続けられることを期待したいと思います。


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会社情報

会社名
共立女子大学・短期大学
住所
東京都千代田区一ツ橋2-2-1
電話番号
03-3237-5927

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