男性の健康意識改善を目指す企業内セミナー
最近、性に関する男性の健康意識を高めることが注目されています。そんな中、アンファー株式会社が展開するメンテックブランド「HOMTECH(オムテック)」が、社内セミナーを開催しました。テーマは「みんなに知ってほしい男性妊活」。このセミナーは、社員139名を対象に行われ、男性が抱える健康課題についての理解を深めることを目的としています。
セミナー開催の背景
男性の健康課題に対する意識は依然として低く、「メンテック」という言葉自体の認知度もあまり高くありません。一方で、女性の健康問題に関する「フェムテック」は広く知られています。そこで、オムテックは社員の意識改革を図るため、セミナーの開催を決定しました。
このセミナーでは、Dクリニック東京の辻村晃医師が登壇し、男性不妊や男性特有の健康課題について詳しく解説。特に、男性不妊の原因が男性側にあることが多く、その約80%が精液の質に起因する「造精機能障害」であることが示されました。実際、あるデータによると、男性の約70%が精液検査を受けたことがなく、検査を受けたうちの25%は精液の質が悪いという結果が出ています。
セミナーの内容
セミナー後にはアンケートも実施され、男性の性に関する健康意識が改善されたことが確認されました。「自分の性の健康について気を遣うようになった」との回答が96%を占め、多くの参加者が意識を高めることの重要性を認識しました。また、参加した女性からも、性の健康を理解することが重要だとの意見が寄せられました。
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調査概要
- - 時期:2024年8月
- - 対象:20~60代の男女(男性49名、女性77名)
- - 方法:Web調査
調査結果サマリ
1. セミナー受講後に男性の健康意識が向上。
2. 「2人目妊活にも活かせそう」の声多数!
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セミナー参加者の反応
参加者からは多くの満足度に関する声が寄せられました。例えば、「2人目以降の妊活にも役立ちそうな情報が得られた」とのコメントや、「パートナーにも知識を持たせたい」との意見がありました。これにより、妊活は男女で相互に理解し合うべきテーマであることが再確認されました。実際に139名全員が「満足した」と答えたことから、セミナーの有効性が伺えます。
メンテック啓発プロジェクトの始動
このセミナーを通じて、メンテックに対する認識の低さが明らかになりました。多くの男性が情報不足に悩んでおり、今後は「メンテック啓発プロジェクト」を立ち上げ、以下の2つを重点的に進めていくことになりました。
1. メンテックに関する定期的な調査および情報発信
2. メンテックに関心のある企業との啓発施策の実施
今後も引き続き、辻村医師の協力のもと、企業向けセミナーを行っていく予定です。新たな取り組みを通じて、男性が自身の健康について正しい理解を持ち、行動に移せる社会を目指していきます。オムテックは、今後もこの活動を通じて、男性の性の健康に対する正しい情報を普及させていく所存です。