海洋教育プログラム
2025-06-26 15:56:26

宮崎の海を守るための海洋教育プログラムが始動!

宮崎の海を守るための海洋教育プログラムが始動!



2025年6月19日、宮崎県延岡市の緑ヶ丘小学校で、海と日本プロジェクトinみやざきが主催する海洋教育プログラム「海と緑ヶ丘小プロジェクト~海の学校 2025~」の第4回目が無事に実施されました。このプログラムは、海を通じて子どもたちの意識を高め、未来の海を守るための重要な取り組みとなっています。

プログラム概要



このプログラムは、延岡市教育委員会との連携のもと、小学6年生を対象に、海の重要性を学ぶ様々な体験を提供しています。今年度のテーマは「宮崎の豊かな海を未来に残すには?」で、4月から7月にかけて全6回の学習が行われます。内容は、校外学習や専門家による講話など、多彩なカリキュラムを通じて構成されており、最後には参加者たちが自身で「海のためにできること」を考えるきっかけを提供することを目的としています。

学習内容の一部



今回の第4回目では、宮崎大学の西田伸教授を講師に招き、「海の生き物の進化や多様性」「海洋環境問題」というテーマで授業を行いました。教授は、海に住む生物の進化の過程や、その環境問題が生物たちに与える影響について興味深い解説をしました。特に、実際に打ち上げられたクジラやイルカの骨格標本を使用し、進化の証としての骨の価値を子どもたちに伝えました。子どもたちはその大きさに驚きながら、さまざまな生物の体の構造や生態について学ぶ貴重な経験を得ることができました。

環境問題への理解を深める



授業では、海洋ごみに関する問題についても取り上げました。山、川、海がすべてつながっていること、そしてそれぞれが自然環境を保つために不可欠であることを学ぶ中で、子どもたちは人間活動が引き起こす環境への影響についても考えさせられました。特に、海洋ごみがどのような形で海の生き物に影響を与えるのかを知ることで、日々の生活においてごみを捨てないことの重要性を再認識しました。

地元の民話を通じた学び



さらに学習の一環として、延岡市に伝わる民話「琴姫の松」を鑑賞しました。この物語を通じて地元の海との関わりや人々の絆の重要性を理解する機会となり、子どもたちの地域に対する愛着を強める内容でした。特に、自然災害から村を守った琴姫の知恵に触れることで、今後の生き方についても考えるきっかけとしました。

参加した子どもたちの反応



「骨並べは難しかったけれど、体の仕組みが理解できた!」や、「琴姫の物語が印象に残った」といった声が多く聞かれ、貴重な体験に触れたことへの感謝の気持ちが伝わりました。そして次回は、延岡の養殖水産業を学ぶために地元の業者を訪れたり、シーカヤック体験を通して実際の海を体感したりする予定です。

このように、「海と緑ヶ丘小プロジェクト」は、海についての深い理解を促し、未来に向けた行動につなげる貴重な機会となっています。さらなるプログラムの進行に期待が寄せられます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
ソーシャルアクションネットワーク
住所
東京都港区赤坂
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。