83歳、もふもふのネズミを拾う。そして人生が変わる。
2025年12月25日、KADOKAWAから待望の文庫本『83歳、もふもふのネズミを拾う。そして人生が変わる。』が発売されます。著者はサイモン・ヴァン・ブーイ、この作品は米国ボストンにあるインディーズ出版社から発表されたもので、世界中で8か国に翻訳されました。
物語は、家族を失い、人生を終わらせることしか考えられない83歳のおばあちゃん、ヘレンを主人公にしています。彼女は、ある冬の朝に出会ったもふもふのネズミによって、人生ががらりと変わることになります。とはいえ、単なるハートフルな作品ではなく、物語は次第に予測できない展開を見せ、まるでジェットコースターのようなスリリングさをもたらします。
この本は、著名人の推薦文がない状態での刊行となりますが、編集部がSNSで告知したところ、多くの反響を呼びました。その投稿は5万回以上も表示され、これは非常に大きな成果といえるでしょう。出版社としても、小さな作品を盛り立てることが難しい昨今、この本が皆さんに期待されることは大きな幸運だと捉えています。
あらすじ
故郷の英国に戻ったヘレンは、夫と息子を失い、生きる希望を失っていました。しかし、もふもふのネズミを拾ったことで、物語が動き出します。ヘレンはシップスワースという名前のネズミを育てることになり、彼のために街の人々に助けを求めていく中で、孤独だった彼女に友人が増えていきます。物語の後半になるにつれ、シップスワースが困難に直面した際、ヘレンは思いがけない行動に出ます。彼女は自分自身を取り戻し、命の大切さを再認識しながら、シップスワースを救うために立ち上がるのです。
この作品は、年齢に関わらず、すべての人に生きる勇気を与えてくれるものです。特に、お年寄りや高齢の親を持つ者にとって、読んでいて心に響く要素が数多く含まれていることが格別です。
担当編集者の感想
本作を初めて読んだ時、ハートフルなストーリーと聞いていたため、少し物足りない作品だと感じていました。しかし、実際には後半から一気に展開が変わり、想像以上のストーリーが待っていました。ヘレンの成長を通じて、何かを夷しているような感動がありました。本書は本当に多くの人々が共感し、楽しむことのできる作品です。
海外の評判
本作は、多くの国で高評価を受けています。米Amazonでは★4.5の評価を得ており、ワシントン・ポストやパブリッシャーズ・ウィークリー等からも称賛されているのです。「小さな文学的奇跡」と評されたこの作品が、どのように読者の心をつかんでいるのか、実際に手に取って確かめてみてください。
この年末年始、ぜひ本作をお供にしてみてはいかがでしょうか。小さくてかわいい文庫本を手に取って、皆さんもこのお話の応援団になっていただければと思います。