カナダのブルーベリー生産者が日本で特別授業を実施
カナダのブリティッシュコロンビア州に本拠を置くシルバーバレーファームが9月19日と20日に、豊島区の小学校で「楽しく!おいしく!学ぶブルーベリー出張授業」を開催しました。この取り組みは、子どもたちにブルーベリーの魅力や栄養価について学んでもらい、健康的な食生活の重要性を伝えることを目的にしています。2002年からの活動で、今年度はレイ・ビリン社長が自ら来日し、参加者と直接交流しました。
授業は各校で2コマに分かれ、1コマ目は先生の話を聞く座学、2コマ目では実際にブルーベリーを使った調理実習が行われました。
座学でブルーベリーを学ぶ
9月20日には、豊島区立千早小学校で授業が行われました。シルバーバレーファームのレイ・ビリン社長が挨拶し、長雨の影響を乗り越えた自社のブルーベリーの甘さを伝えながら、参加した子どもたちに「この授業がブルーベリーを知る機会になれば」と期待を寄せました。その後、管理栄養士の清水加奈子先生によって、果物の栄養価やブルーベリーの特長についての講義が行われました。質問コーナーでは、生徒たちが積極的に手を挙げて質問し、笑顔が溢れていました。特に「ブルーベリーはいつから食べられているのか?」といった歴史的な質問が飛び交い、教室は盛り上がりました。
紙芝居で学ぶことも取り入れられており、プロの紙芝居師である渋谷画劇団が「ブルーベリーの旅」を披露しました。生徒たちはクイズを交えたストーリーに夢中になり、楽しく学びの時間を過ごしました。
調理実習で楽しく体験
2コマ目の調理実習では、子どもたちが火や包丁を使わない簡単なレシピに挑戦しました。自分たちで作ったブルーベリーソーダやカップパフェを試食し、その美味しさを実感。生徒たちの間には「冷たくておいしい!」や「色が変わる!」という声があがり、楽しみながら料理に取り組んでいました。この経験から、子どもたちは食への興味をさらに深めることができたことでしょう。
学びの場を提供する意義
シルバーバレーファームは、ブルーベリー生産の最大手として知られ、持続可能性を重視した栽培方法を追求しています。会社では、農業を楽しむことが重要だと考え、地域環境への配慮も大切にしながら、ブルーベリーの魅力を広めています。今回の出張授業を通じて、子どもたちにブルーベリーの良さを伝え、健康的な食生活へのきっかけにすることが目的でした。
まとめ
このような出張授業は、子どもたちへの食育と健康促進に役立つ素晴らしい取り組みです。シルバーバレーファームのビリン社長は「もっとたくさんのレシピでブルーベリーを楽しんでもらいたい」とコメント。授業を通じて、ブルーベリーの魅力を知ってもらい、未来の健康な食生活に繋がることを願っています。