京都のSCG日本語学校、卒業式を開催
2023年、京都府に位置するSCG日本語学校が令和6年度の卒業式を行い、62名の学生が新たなステージに向けて旅立ちました。運営は関西を中心に150以上の教室を持つ、成基コミュニティグループが手がけています。
全員が進学決定!
卒業式当日は、卒業生たちがそれぞれの2年間の学びを振り返りました。来日時はN5の初級レベルだった学生たちが、2年の努力を経てN2レベルの中上級に成長。卒業生として誇り高く新たな旅立ちを迎えました。代表として登壇したのは、ミャンマー出身のシンテンパイゾーさんとネパール出身のサルキザヤさん。2人は卒業証書を受け取る際、立派な態度と未来への希望を語りました。
また、卒業スピーチでは、仲間や先生方への深い感謝の目を通じて、お互いの文化を尊重し合った時間が注目されました。特に、「皆勤賞」を受け取った学生たちの姿は、彼らの真摯な姿勢を象徴しています。出席率90%以上の生徒が多く、日々の努力が実を結んでいる様子が伺えます。
進学先の多彩なラインアップ
卒業生たちの進学先は多岐にわたります。大学では、京都西山大学や名古屋商科大学、立命館アジア太平洋大学などが名を連ねています。一方、専門学校では東京みらいAI&IT専門学校や日本電子専門学校など、多様な選択肢が用意されています。進学希望者の合格率は驚異の100%であり、学生たちはこれからの勉学への期待に胸を膨らませています。
多文化共生を育む卒業式後の懇親会
卒業式終了後には、華やかな懇親会が設けられ、在校生や教職員と共に交流を深める大切な時間が設けられました。異なる国と背景を持つ学生たちが、それぞれの文化を尊重し合い、共通の日本語を通じて貴重な体験を共有。別れの瞬間には、未来への挑戦を誓う感動的な場面もあったことでしょう。
今後の展望
SCG日本語学校は、2025年度には生徒数332名、さらに2026年度には500名規模に拡大することを目指しています。これにより、学生たちの日本語教育に一層の充実を図り、彼らが国際社会で活躍できる人材として育成することを目指しています。
卒業生たちは、これから日本の高等教育機関でさらに知識を深めることで、母国と日本の橋渡しをする役目を果たすことが期待されています。SCG日本語学校の理念である「志を持って社会課題の解決を図る人材育成」を胸に、彼らの活躍に大いに期待が寄せられています。
卒業生の声
- - ヘインテッアウンさん(N1): 「日本に来た当初は不安だらけでしたが、先生方のおかげで日本語も生活もスムーズになりました。校外学習を通じて日本文化にも触れられたのは大きな思い出です。」
- - サルキザヤさん(N2): 「母国を離れて初めての生活でしたが、仲間や先生のお陰で楽しく学べました。出会った仲間は一生の友です。」
学校の概要
- - 名称: SCG日本語学校
- - 運営会社: 成基コミュニティグループ
- - 設立: 60年の歴史を誇る教育機関
- - 所在地: 京都府京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町265-2 SCGビル
- - 問い合わせ: 075-746-3633
- - URL: SCG日本語学校公式サイト