株式会社ココナラ(東京都渋谷区、代表者:鈴木歩)が新しい執行役員として古田周平氏をVP of Data & AIに選任しました。この選任により、同社は持続的な成長と競争優位性を確立するためのデータ及びAI戦略を強化します。
選任の理由
古田氏が選ばれた理由は、データとAIがビジネスの核心的な要素として重要であるという認識に基づいています。同社は、エンジニアリングアプローチの均一性を超え、専門知識に基づく戦略立案と迅速な意思決定が必要であると判断し、古田氏がこの領域のリーダーとして適任であると評価しました。
古田氏には、その豊富な専門性と経験を活かし、データとAIの領域を次のステージへ導くことを期待しています。また、全社的なエンジニアリング力の向上にも貢献することが求められています。
今後の生成AI活用計画
生成AIは、新技術に留まらず、ココナラのEC型スキルマーケットに革命をもたらすものとして考えられています。社内での活用に留まらず、ユーザー向けに新しい体験を提供するための戦略を展開します。主な取り組みとして以下が挙げられます。
1.
購入者体験の向上
740を超えるサービスカテゴリの中から、エージェント型AIが最適なサービスを推薦する仕組みを構築。これにより、購入者がサービスを探す時間を大幅に削減し、豊かな体験を提供します。この高精度な推薦アルゴリズムは、エージェント事業にも活用される予定です。
2.
出品者支援の強化
出品者向けに、AIを用いてパーソナルなサポートを提供する仕組みを整備。これにより、購入者からの問い合わせに即座に対応できる体制を確立し、出品者がより付加価値の高いサービスを提供できるよう支援します。結果的に、購入者に期待以上の体験を提供することが期待されます。
3.
社内業務の効率化
社員が創造的な業務に集中できるよう、生成AIを顧客対応やFAQに導入します。さらに、広告文やサービス紹介コンテンツの作成にもAIを活用し、作業工数の削減とサービス提供の向上を図ります。すべての職種において最適な生成AIツールを導入することで、全体的な生産性を高め、企業の成長を加速します。
古田周平氏の経歴
古田氏は早稲田大学を卒業後、株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズで大規模データ基盤の構築を主導しました。その後、リクルートで開発、UXデザイン、データ推進、WEBマーケティング、新規事業責任者など多岐にわたる役職を経験し、2018年にココナラに参画しました。
今後への展望
今回の執行役員就任は、データの重要性とAIの可能性が高まる中での責任を痛感していると古田氏は述べています。社会課題としての少子高齢化や労働人口の減少に対応し、ココナラが「個人のスキル」を最適にシェアできるインフラを提供していく意義を強く感じています。
データとAIを駆使して、更なる進化を目指し、「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きる世の中」の実現に挑戦し続ける意欲を示しています。
ココナラは引き続き、個々のスキルや経験を活かして活躍できる社会づくりを目指し、戦略的な取り組みを進めていく所存です。
企業情報
株式会社ココナラは、知識やスキル、経験を売買できる日本最大のスキルマーケットを運営しており、様々なサービスを提供しています。
このように新たな体制のもと、次世代のデータ及びAI戦略に挑戦していくココナラに注目です。