岡山南高校生の創造が未来を築く！新ユニフォーム発表の舞台裏

2025年のパリ・エアショーに向けて、岡山県立岡山南高等学校の生徒たちは「未来の航空宇宙産業を担うMASCスタッフの新ユニフォーム」を企画しました。企業との協力を通じて、実際のプロジェクトに取り組む中で、彼らはどのような学びを得て、どのようなユニフォームが誕生したのでしょうか？

プロジェクトの概要

この度のプロジェクトは、菅公学生服株式会社が岡山南高校の服飾デザイン科と協力して進めてきた「産学連携実学体験プロジェクト（MPS）」の一環です。2024年度には一般社団法人MASCの依頼により、生徒たちが宇宙産業向け出のユニフォームを企画するという貴重な機会が提供されました。ここに至るまでには、様々な挑戦があったことでしょう。

プロジェクトの成果として提案された8つのデザインの中から選ばれたのが、「ストレスフリーな宇宙」という企画名で、フォーマルな作業着がテーマとなっており、その中には最大2パターンのデザインが含まれています。これらのユニフォームは、パリ・エアショーや空飛ぶ車の実証実験など、さまざまなイベントで実際に使用される予定です。

発表会の様子

発表会は2025年1月24日に岡山南高校で開催され、生徒や関係者が集まりました。開会の挨拶の後、MPSの活動内容が紹介され、生徒たちは自らのユニフォーム企画についてプレゼンテーションを行いました。中には、企業からの真剣なフィードバックが生徒たちに貴重な学びをもたらしたという声もありました。

デザインの特徴

生徒たちが提案したユニフォームは、主体カラーに黒を基調とし、サブカラーにターコイズを採用。この配色は、MASCが関わる航空宇宙の世界をイメージしつつ、地球の自然をも表現しています。特に目を引くのは、オープンカラーとスタンドカラーの2WAYに変更できる襟や、袖の取り外しが可能なファスナー付きのデザインです。さらに、機能的なポケットやワッペンの交換が可能な仕様が盛り込まれており、イベントのニーズに対応できる柔軟性があります。

関係者の反響

発表後、関係者からは次々と感動の声が寄せられました。岡山南高等学校の教頭である岩佐奈津子先生は、生徒たちの成長を称え、企業との関わりを通じて得た経験がいかに貴重であるかを伝えました。また、MASCの石橋雄大さんは新ユニフォームが多くの支持を得ていることに喜びを示しました。ユニフォームは第一印象を左右し、航空宇宙産業への関心を高めるきっかけになるとの期待も寄せられました。

生徒たちの代表として発言した服飾デザイン科の桶田陸人さんは、自身がプロジェクトを通じて感じた達成感や、チームでの協力が重要であったことを語り、研鑽を積んでいく姿勢を強調しました。

CUP株式会社の藤井部長も、生徒たちのアイデアや思いやりが反映されたユニフォームに感動したことを明かし、従来のデジタルデザインとは異なる熱意があふれる作品であると確信したと述べました。