『天国と地獄』上演
2019-07-04 13:03:34
東京二期会、オペレッタ名作『天国と地獄』を12年ぶり上演!
東京二期会が贈るオペレッタ『天国と地獄』
東京二期会はこのたび、オペレッタの名作『天国と地獄』を12年ぶりに上演します。この作品は「オペレッタ」というジャンルの魅力を存分に引き出したもので、演劇的要素やコミカルな内容が特徴です。
オペレッタの魅力とは?
「オペレッタ」は「小さなオペラ」を意味し、通常のオペラが音楽中心の展開であるのに対し、オペレッタはセリフが多いのが大きな違いです。観客にとっては、物語をより理解しやすく、親しみを持って楽しむことができるでしょう。さらに、オペレッタはその内容から「ミュージカル」の元祖とも言われており、現代に通じる魅力を持っています。
日本語上演の新たな試み
今回の公演では、全ての歌詞とセリフが日本語で提供されるため、オペラ初心者でもなじみやすい点が魅力です。また、歌唱部分には字幕も設定され、作品の情景により深く浸ることができます。特にオペラを観たことがない方でも楽しめる設計となっています。
物語のあらすじ
『天国と地獄』のストーリーは、バイオリン教師オルフェと彼の妻ユリディスの倦怠期の結婚生活が中心です。オルフェはユリディスの不倫相手、羊飼いのアリステ(実は地獄の王プルート)を追い詰めようとするが、予想外の出来事が彼を待ち受けます。ユリディスはアリステの策略で命を落としてしまいますが、オルフェはその知らせに喜びを感じてしまいます。しかし彼は、ユリディスを取り戻すために神々の王ジュピターのもとへ赴かざるを得なくなります。物語はやがて、神々と地獄の王、そして主人公たちの思惑が交錯する中、息もつかせぬ展開へと進んでいきます。
演出と指揮
指揮は大植英次氏が務めます。彼は大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者として広く知られ、数々の名演を果たしてきました。また演出は鵜山仁氏が担当し、彼のユニークな視点でオペレッタの魅力を引き出します。
この公演は、運動会のBGMとしても知られる<序曲>のカンカンのメロディなど、有名な曲が数多く取り入れられ、観客を楽しませることでしょう。オペラ初心者やミュージカル好きの方にとっても、見逃せない機会となっています。
終わりに
『天国と地獄』は、音楽と演劇の融合を見事に実現しています。この魅力的なオペレッタを通じて、東京二期会は新しい舞台芸術の楽しみ方を提案します。すべての観客が楽しむことができるこの作品は、オペラ界への新たな扉を開くことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人東京二期会
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-25-12
- 電話番号
-