2025年債務整理に関する費用調査：ユーザーの実態と選択肢とは

2025年債務整理費用調査：ユーザーの実態とは

2025年5月にアドバイザーナビ株式会社が実施した債務整理に関するアンケート調査の結果が発表されました。127人を対象に行われたこの調査では、債務整理を選んだ理由や掛かった費用、相談先の人気など、多くの興味深いデータが明らかになりました。

利用者の債務整理に関する意識

多くの人々が抱える債務問題。今回の調査では、まず「借金が膨らんだ理由」について尋ねたところ、最も多い回答は「生活費の補填」で、全体の50.4％を占めました。続いて「ギャンブル」が18.1％、そして「投資」が16.5％という結果となり、生活に直結した理由が多いことが分かります。

次に、借り入れ先についての質問では、52.8％の人が「消費者金融」を利用しており、「クレジットカードのキャッシング」が48.0％、そして「銀行カードローン」が44.9％と、クレジットカード関連の割合も高いことが特徴です。

借り入れ金額の実態

調査の中で「いくら借りていましたか？」と尋ねたところ、最も多いのは「101〜300万円」で24.4％、次いで「51〜100万円」が21.3％、そして「31〜50万円」が18.9％となり、特に高額な借り入れが多いことが見受けられました。

債務整理を決意した理由

債務整理を選ぶ理由としては、「毎月の返済がきつかったから」が52.0％で圧倒的。さらに「家族や友人に借金がバレるのが嫌だった」と答える人も15.0％おり、社会的なプレッシャーが影響していることが伺えます。特に家計の見通しがつかない状態から脱却したいという気持ちが強いことが伺えます。

最も利用されている債務整理の方法

「債務整理の方法」については、最も多い選択肢が「任意整理」で74.8％を占めており、その後に「個人再生」が10.2％、そして「自己破産」が8.7％と続きました。任意整理が最も多く選ばれる理由は、比較的スムーズに進められるからでしょう。

債務整理の評価と費用

「債務整理をして良かったですか？」という質問に対しては、85.0%が「はい」と回答。これは、債務整理後に経済的に安定を取り戻した個人が多いことを示しています。

一方で、債務整理を行う上での費用についても調査が行われました。着手金がかかったという回答は60.6％であり、全体の60％以上が総額10万円以内で済んだことがわかります。具体的には、「4〜5万円」が23.6％、次が「6〜10万円」の20.5％という割合です。