内尾和正がファンタジーアートの世界を横浜で披露する個展開催

ファンタジーアートの巨匠内尾和正の世界展IV ～綺譚しるべ～

2026年1月16日から19日にかけて、横浜赤レンガ倉庫で内尾和正氏の大規模個展が開催されます。この展覧会は、彼の画業45周年を記念するもので、数々の名作や新作が一堂に会する貴重な機会です。

内尾和正氏は、若干21歳でフリーのイラストレーターとして独立し、業界での先駆者として多くの作品を送り出してきました。特に『ファイナルファンタジー』の背景美術に携わり、その後もアニメ『魔女の旅々』のコンセプトアートや、巨大壁画制作など多岐にわたって活躍を続けています。

展覧会の見どころ

本展の主な見どころは以下の通りです：

1. 3m超の大型作品を含む初公開作品
妖獣や神獣が共存する異界を描いた、新たに制作された大型作品が多数展示されます。作品は光や空気感まで細かく設計され、鑑賞者はまるでその森の住人となったかのような感覚を体験できるでしょう。

2. 岡山の風景と伝承を元にした未公開作品
作家のルーツでもある岡山を背景にした新たな作品群が登場します。土地の伝承を「妖獣と人の共存世界」に融合させることで、地域性とファンタジーが見事に調和されたアートが楽しめます。

3. 版画作品を一堂に展示・販売
2003年以降に発表された版画シリーズが展示され、その中には本展開催にあわせて発表される新作版画も含まれています。ファンにとっては見逃せない展示となることでしょう。

4. 内尾和正氏の来場とトークショー
展覧会期間中の1月17日、18日には内尾和正氏が来場し、ファンとの交流の時間が設けられています。また18日にはトークショーも予定されており、彼のアートに対する思いや制作秘話を直接聞くことができる貴重な機会です。