地域に愛される幼稚園が運営する絵本図書館の魅力

幼稚園が運営する絵本図書館が一般公開

埼玉県川越市にある認定こども園ふじま幼稚園では、2022年4月から園内の絵本図書館を地域の子育て世代に向けて一般公開しています。この取り組みは、地域の親子が絵本を通じて楽しく育児を行うことを目的としています。

自然な環境で絵本を楽しむ

旧園舎をセルフリノベーションした絵本図書館は、ただ単に絵本を借りるだけでなく、現役の保育教諭と子育てについて会話をしたり、オススメの絵本を紹介してもらえる場でもあります。親たちは、子育ての悩みや疑問を抱える中、現場のプロからアドバイスを受け取ることができるのです。

例えば、「お片付けしなさいって何回も怒ってしまう」といった日々の悩みや、「好き嫌いが直らない」といった育児の課題に対して、絵本の読み聞かせを提案することで、子どもたちの心を前向きに成長させようとしています。

絵本を通して教える大切なこと

絵本を通じて「嫌なことも頑張ってみよう」や「食べ物に対する気持ちを考える」といった教えを伝えることで、子どもたちは自然とポジティブな思考を育むことができます。登場人物に共感したり、物語を通じて自身の行動を振り返ることで、育児に役立つ学びの機会が広がります。

「叱る」ことが重要である一方で、前向きな気持ちで成長を促すための場所として、絵本図書館が位置づけられています。

読み聞かせイベントが開催中

現在、絵本の読み聞かせイベントが定期的に開催されています。親子で参加できるこのイベントでは、絵本の世界に没入し、他の家族との交流を楽しむことができます。また、家庭に眠っている読み終わった絵本を持ち寄ることができるイベントも行っており、交流の場としても機能しています。

幼稚園の24時間子育てアシスト

認定こども園ふじま幼稚園は、子どもを預かる時間だけでなく、預けていない時間でも支援を行う姿勢を持っています。その一環として、園で覚えた歌を家庭でも楽しむための子育て動画をYouTubeで配信したり、遠方の家族も園だよりを読めるオンラインサービスを提供しています。

このように、絵本図書館は単なる図書館の枠を越え、地域の子育てを支える重要な拠点としての役割を果たしています。子育てに悩む親たちにとって、ふじま幼稚園の絵本図書館は心強い味方となることでしょう。ぜひ訪れて、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。