九州レインボープライド2025が新たな10年へのスタートを切る！

九州レインボープライド2025が近づく！

NPO法人カラフルチェンジラボ（以下、カララボ）が主催する「九州レインボープライド2025」(QRP)が、2025年11月1日(土)と2日(日)の2日間、福岡市の天神中央公園で開催されることが決定しました。

10年目を迎えるQRP

九州レインボープライドは2015年に始まり、昨年には記念すべき10回目のイベントを迎えました。今年は「新たな10年」というテーマで、さらなる広がりを目指しています。設立当初からの思いを再確認し、これからの10年を見据えた新たなスタートを切ります。

当初は約5,000人の来場者が集まりましたが、年々参加者が増え続け、2025年の目標は30,000人です。これほど多くの人々がこのイベントに関心を寄せていることは、LGBTQ+に対する理解が少しずつ深まっている証拠と言えるでしょう。

未来の子どもたちのために

QRPの重要なテーマは「未来のすべての子どもたちのために」です。性的少数者であるLGBTQ+当事者が、幼少期に性についての悩みや苦しみを抱えることは少なくありません。このイベントは、そのような子どもたちに勇気を与える場でもあり、悩みを分かち合えるコミュニティとしての役割を果たしています。すべての子どもたちが健やかに成長できる社会を目指し、そのメッセージを全国に発信していきます。

また、QRPでは福岡市、古賀市、太宰府市などの公立学校や公共施設に対して、約15万部のチラシを配布し、広く啓発活動を行っています。130を超える自治体や教育委員会からの後援も受けており、多くの支援が集まっています。

参加方法とボランティア募集

QRPの公式サイトでは、現在ボランティアの募集が行われています。一般の方や企業も参加可能で、ボランティア交流会も開催予定です。このイベントが多くの人と共に支えられ、成長する姿をぜひ見届けていただきたいと思います。また、スポンサーを希望する企業や団体には専用のページが用意されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

可視化の重要性

「私たちはここにいる！」というメッセージは、これまでの10年間と何ら変わらぬ重要性を持っています。LGBTQ+当事者が見えないことで、まだ多くの偏見や差別が存在することが問題視されています。特に、子どもたちは誰にも理解されず、不安を抱えることが多いのが現状です。

私たちは、LGBTQ+だけでなく、多くのマイノリティが共存できる社会を築くために尽力します。この18年の活動は、「可視化」と「認知」の広がりそのものであり、それが全ての人々が生きやすい社会を作る鍵と信じています。