2026年の春、都内の映画館で特別リバイバル上映が行われ、歌舞伎ファンたちから再注目を集めた長編ドキュメンタリー映画『歌舞伎役者十三代目片岡仁左衛門』が、再度の上演が決まりました。この作品は、名優・十三代目片岡仁左衛門の84歳から90歳までの姿を追ったもので、羽田澄子監督によって手掛けられた全六巻にわたるドキュメンタリーであり、そのすべてを通して10時間46分という長尺です。
映画の初上映は、歌舞伎ファンの間で“知る人ぞ知る名作”としても知られ、その内容の多彩さと、片岡仁左衛門の真摯な芸に対する姿勢が多くの人々の心を掴みました。多くの視聴者がクリックした結果、展示初日から4週間の上映期間を通じて、劇場の稼働率はおよそ80%に達し、終盤にはほぼ毎日売り切れの状況が続出したのです。
上映後には「作品を見逃した」「全巻観たい!」という声が殺到し、追加のアンコール上映が決定しました。新たに7月11日(土)から16日(木)の期間と、7月17日(金)には全六巻一挙上映が行われることが発表されています。この機会を逃すと次はいつ再上映されるのか分からないため、歌舞伎ファンや映画マニアにとっては見逃せないイベントです。
「若鮎の巻」や「人と芸の巻」など、各巻にはそれぞれ魅力的な見所が詰まっています。例えば、初日の7月11日(土)には第1巻「若鮎の巻」が上映され、その後、12日(日)には「人と芸の巻 上」と続きます。7月17日(金)には全六巻が連続して上映され、ファンにはたまらない時間となることでしょう。
チケットは一般で2000円(1作品)と手頃であり、学生やシニア割引、回数券も用意されているので、ぜひこのチャンスを利用して訪れてみることをお勧めします。この作品は、過去の舞台での技巧や稽古風景、深みのある芸談などが満載です。
上映される作品は、例えば『寿曽我対面』や『恋飛脚大和往来』、最後には『八陣守護城』の舞台姿が映し出され、その内容からは片岡仁左衛門が築いてきた歌舞伎の世界観が如実に伝わってきます。この映画はジャンルの枠を超えて、多くの人々に感銘を与え、歌舞伎ファンでなくともその魅力を感じることができることでしょう。特に作家・吉田修一氏も本作を観ており、歌舞伎を題材にした作品との関わりで多くの人に「歌舞伎の世界のさらに奥へ」との新たな探求を促しています。
上映劇場は、ポレポレ東中野です。映画を観るだけでなく、文化としての歌舞伎を深く理解するための貴重な機会になることでしょう。尚、チケットは上映3日前より劇場窓口とオンラインで購入可能ですので、早めに計画を立てて訪れることをお勧めします。
このドキュメンタリーを通じて、歌舞伎という日本の伝統文化の深層に触れることができる貴重な時間を、ぜひ楽しんでください。