名古屋で行われた外国人雇用企業ネットワーク会議の詳細
10月18日、名古屋出入国在留管理局は外国人雇用企業ネットワーク会議を開催しました。この会議は、さまざまな在留資格を持っている外国人労働者を受け入れている企業を対象に、企業の経営者や採用担当者が共生と適正な受け入れ体制について情報を交換するためのものです。
会議の狙いと背景
この取り組みは、一般社団法人グローバル人財サポート浜松が主催しており、年に3回程度のペースで実施されています。参加企業は、製造業や小売業、運輸業、介護福祉業など多岐にわたり、静岡県や愛知県、岐阜県の企業18社が参加しています。参加者同士が顔を合わせ、外国人労働者の受け入れにおける悩みや成功事例を共有することで、より良い雇用環境の創出を目指しています。
講演の内容と参加者の反応
この日の講義では、外国人技能実習機構の白鳥徹課長が「技能実習制度から育成就労制度へ」というテーマで講演しました。参加者からは「帰国した元技能実習生を再び育成就労ビザで雇用することは可能なのか」といった具体的な質問が寄せられました。こうした疑問に対し、白鳥課長は制度の視点から解説し、理解を深める機会となりました。
また、株式会社坂下製作所の坂下益通社長が、タイ出身の元技能実習生が中間管理職として活躍している事例を紹介しました。坂下製作所では、帰国後にも連絡を受けることが増えており、帰国した元技能実習生の特定技能での採用も進めています。社長の坂下氏は、ブラジルやペルー出身の日系人、インドネシア人エンジニアなど、合計30名の外国人労働者が現場で重要な役割を果たしているという実情を伝えました。
参加企業間の交流と今後の展望
名古屋出入国在留管理局との顔の見える関係を築くことで、企業側は入管行政についての疑問や不安を率直にお伝えすることができます。また、業種を越えた企業間でのネットワークを形成する機会にもなり、さらなる情報交換が期待されます。
今後も一般社団法人グローバル人財サポート浜松は、適正な外国人労働者の受け入れを促進するために活動を続けていく所存です。関心のある企業は、ぜひ気軽にお問い合わせいただきたいと思います。
お問い合わせ先
一般社団法人グローバル人財サポート浜松は「人は地域の財産」との理念を掲げ、次世代育成や外国人労働者支援、職場環境の整備に取り組んでいます。興味のある方は、公式サイトやメールでお問合せください。
グローバル人財サポート浜松
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