中国人観光客の訪日意向、8割超え!SNSでの情報収集が必須!
訪日インバウンドマーケティング支援を行う株式会社ENJOY JAPANが、2024年6月に中国在住の中国人649名を対象に実施したオンライン調査で、実に8割の人が訪日意向を持っていることが明らかになりました。さらに、そのうちの多くが半年以内の訪日希望者であるという結果も出ています。
今回の調査では、中国人観光客の日本旅行に対する意向だけでなく、旅行に関する情報収集や購買行動に関する詳細なデータも得られました。本記事では、これらの調査結果を基に、中国人観光客の最新動向と、訪日マーケティング戦略のヒントを紹介します。
中国人観光客はどんな情報源で日本旅行の情報を得ているのか?
調査結果によると、中国人観光客は旅行に関する情報収集に、日本の情報サイトよりも、中国のSNSや動画サイトを頻繁に利用していることが分かりました。
特に、商品を知るきっかけとして最も利用されているのが、中国で人気の動画共有サービス「抖音(ドウイン)」、美容やライフスタイルに関する情報共有サービス「小紅書(RED)」、動画サイト「ビリビリ動画」です。
購入検討や商品比較には「小紅書」が大人気!
商品を検索・比較検討する際にも、中国のSNSが重要な役割を担っています。
調査結果では、商品を検索・比較検討する際に最も利用されているメディアは、「小紅書(RED)」、「ビリビリ動画」、「抖音(ドウイン)」という結果になりました。特に「小紅書(RED)」は、購買検討段階においても、高い影響力を持つことが分かります。
購買後の情報共有も「小紅書」が中心!
商品を購入した後も、中国人観光客はSNSで情報共有を行う傾向にあります。
商品情報の共有メディアとしては、「小紅書(RED)」、「ビリビリ動画」、「抖音(ドウイン)」が上位を占め、「小紅書(RED)」は、情報収集から検討、そして購入後の情報共有まで、あらゆる場面で中国人観光客に利用されていることが分かります。
クーポン利用意向は7割超え!
今回の調査では、中国人観光客のクーポン利用意向も明らかになりました。
なんと7割以上の中国人観光客がクーポン利用を検討しているという結果が出ており、クーポンは集客施策として非常に有効な手段であると言えるでしょう。
まとめ:中国人観光客のSNS利用は必須!
今回の調査結果から、中国人観光客の訪日意向の高さと、SNSでの情報収集・検討・共有の重要性が改めて浮き彫りになりました。
訪日マーケティングを行う企業は、中国人観光客が利用するSNSを積極的に活用し、魅力的な情報発信を行うことが重要です。特に「小紅書(RED)」は、情報収集から購買検討、そして購入後の情報共有まで、あらゆる場面で影響力を持つため、戦略的に活用することが重要となります。