鈴木雅之の粋なNHKホール公演を振り返る
WOWOWが7月に生中継した鈴木雅之のNHKホール公演が、ファンの間で熱く語られています。この公演は、最新アルバム『Snazzy』を携えた全国ツアーの一環で、彼が心の思いをストレートに伝える感動的なステージとなりました。また、9月24日(火)には、この公演のバックステージの様子も交えたスペシャルエディションが放送される予定です。
公演のテーマと構成
今回の公演は、ニューオーリンズのバーボンストリートにあるジュークジョイント「House of Snazzy」をテーマにしています。鈴木雅之はこの架空の店の専属ボーカリストとして登場し、観客を温かく迎え入れました。開演前から高まる期待感に包まれる中、彼は初めの一歩としてアリーナのセットと演出を巧みに演出し、観客を夢の世界へと誘いました。
曲目の魅力と情熱
セットリストのスタートは、アルバムのオープニングトラック「Hey you ?, Hey sup ?」。この曲は、新たな一日の始まりを祝福する、希望あふれるメロディが印象的です。続いて演奏された「Ultra Snazzy Blues」は、鈴木雅之の音楽スタイルの真髄を感じさせる骨太なブルースナンバーで、心へ深く響きます。
加えて、名曲「違う、そうじゃない」や、つのだ☆ひろ提供の「君は魔法使い」なども披露され、彼の独特な歌声と楽曲の魅力が融合していました。コンサートの中盤には、若手バンドBillyrromとのコラボにより新たな境地を開いた「Magic Hour」や、シンガーソングライター自身が手がけた「Psychedelic City」も演奏され、新たな挑戦に満ちた内容でした。
輝く瞬間と心に響くメッセージ
特に感動的だったのは、追悼の意を込めた「さよならいとしのBaby Blues」や、名曲のカバー「Me and Mrs. Jones (2024 Ver.)」です。これらの音楽は聴衆の心に直接響き、感情を強烈に揺さぶりました。
アンコールと終焉
公演の盛り上がりはアンコールで最高に達し、彼のヒット曲「ラブ・ドラマティック」に続いて、シャネルズの「街角トワイライト」へとバトンが渡されます。最後を飾る「歌うたいのバラッド」は、人の愛の深さと切なさを歌った名バラードで、聴衆に温かい感動を与えました。彼の一言一言が心に響き、観客は感動の余韻に浸りながら帰路につきました。
特別版の放送について
WOWOWでは、この公演の模様にくわえ、バックステージの様子や最新アルバムに関わった作家陣の感想を交えた特別版を制作しています。鈴木雅之が贈るリズム&ブルースの真髄を、ぜひお楽しみに。
セットリスト
1. Hey you ?, Hey sup ?
2. Ultra Snazzy Blues
3. 違う、そうじゃない
4. 君は魔法使い
5. Magic Hour
6. Psychedelic City
7. YOKOHAMA HONKY TONK BLUES
8. 悲しい色やね
9. さよならいとしのBaby Blues
10. Me and Mrs. Jones (2024 Ver.)
11. ベイビー・レイニー・ブルース
12. DUNK
13. DRY・DRY
14. 恋人
15. Beautiful
アンコール
16. ラブ・ドラマティック
17. 街角トワイライト
18. トゥナイト
19. め組のひと
20. 夢で逢えたら
21. 歌うたいのバラッド
22. Dreams Come True
公演がもたらした感動と余韻は、今後も多くのファンの心に刻まれることでしょう。生のステージで体験することの素晴らしさを改めて感じさせる、珠玉のパフォーマンスでした。