市川團十郎が魅せる！富士山で花火と歌舞伎の共演

富士山花火2024 ～市川團十郎富士山歌舞伎花火～

静岡県裾野市の富士山二合目、PICA富士ぐりんぱおよび遊園地ぐりんぱにて、2024年11月9日（土）に「富士山花火2024 ～市川團十郎富士山歌舞伎花火～」が開催されます。このイベントは、2021年に初めて実施された「富士山花火」の第二回目にあたります。昨年は多くの観客を魅了したこの花火大会は、今年も期待が高まります。

開催の背景

「富士山花火」は、日本の重要な文化資源として、富士山と花火文化を結びつけ、将来世代へ遺すことを目指しています。初回大会は、世界的なパンデミックが続く中、花火師たちを支えることを目的としていましたが、今年はまた新たなスタートを切ることとなります。花火大会の舞台は、世界遺産でもある富士山、その雄大な景観を背景に、伝統的な歌舞伎と花火が見事に融合します。

出演者・演出

今年の目玉は、歌舞伎の巨星である市川團十郎とその息子・市川新之助の親子共演です。彼らの演目「連獅子」は、東日本初の披露となり、特別な意義を持ちます。さらに、笛と太鼓の奏者である田中傳次郎が登場し、世界的なダンスアーティストKENTO MORIによる即興ダンスも披露されます。このコラボレーションが、夜空に映える花火と絶妙にリンクする瞬間は、観客にとって忘れられない体験となることでしょう。

花火の魅力

花火大会では、日本を代表する名門の花火企業が集結し、壮大な花火が打ち上げられます。特に、静岡県に拠点を置く株式会社イケブン、片貝煙火工業、野村花火工業の3社が共同で、約320メートルの高さまで昇る花火を打ち上げます。この規模は、日本の花火大会の中でも特に後光るものとなるでしょう。

鑑賞スタイル

観客は、リラックスした雰囲気の中で花火を楽しむことができます。広大な芝生エリアでは、家族や友人と共に飲食しながら自由な姿勢で観覧できる「リラックス鑑賞ゾーン」が用意されます。加えて、歌舞伎やダンス、音楽が一堂に会する「ステージゾーン」にも注目です。今回初めて、宿泊プランも販売され、特別な体験を求める観客にも十分に応えられる内容となっています。