Revopoint社の新型3Dスキャナ「Trackit」が日本上陸！革新的な価格設定で業界を変える

Revopoint社の3Dスキャナ「Trackit」が日本上陸

愛知県名古屋市に本社を置く株式会社データ・デザインが、Revopoint International Limitedのハンディ型高精度3Dスキャナ「Trackit」の販売を2025年10月から開始することを発表しました。この製品は、次世代の光学トラッキング方式を採用しており、手軽に高精度の3Dデータを取得できる点が大きな特徴です。

経済的なアクセスと広がる活用シーン

これまで、光学トラッキング方式の3Dスキャナは、大規模な投資が必要で、特に製造現場での普及が困難でした。しかし、「Trackit」は本体設計の見直しや製造コストの削減を実現することで、従来の1/10の価格帯を実現。これによって、多くの企業が手を出しやすくなりました。

具体的には、製造現場でのロボットインテグレーションや、アナログ作業で行っていた日々の検査業務の効率化にも利活用できます。つまり、これまで数台のスキャナの導入が難しかった業種でも、手軽に複数台導入できるようになるのです。

マーカー不要で簡単運用

「Trackit」のもう一つの特徴は、マーカーやスプレーを必要とせずに使用できる点です。これにより、文化財の研究や教育分野、さらにはアートなど、幅広いアプリケーションに対応可能です。また、産業用ロボットとの連携も視野に入れた設計になっており、これは自動化や省力化を求める企業には特に大きな魅力です。

3Dスキャナとロボットの未来

データ・デザイン社は、Trackitの単なる販売にとどまらず、3Dスキャナと協働ロボットを組み合わせた統合ソリューションの提供を目指しています。具体的には、三次元計測ソフトウェアやリバースエンジニアリングソフトウェアとの連携も視野に入れ、デジタルプロセス・ワークフローの設計から構築、運用支援まで、顧客のニーズに応じたサポートを提供。これにより、製造現場における生産性の大幅な向上を図ります。

詳細情報と展示会

Trackitの価格は813,000円（税込）からで、別途インテグレーション費用やトレーニング、設置費用がかかります。興味を持たれた方は、ぜひデータ・デザイン社までお問い合わせください（TEL: 052-953-1588）。

さらに、Trackitは10月22日から愛知県名古屋市のポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン2025」に初出展します。ブース番号は第一展示館の1B01ですので、実機を見たい方はぜひ足を運んでみてください。