2023年11月19日、横浜のぴあアリーナMMで開催されたAZKiのワンマンライブ「AZKi SOLO LiVE 2025 'Departure'」。VTuberの黎明期から活動を続けている彼女が、晴れやかなステージに立ったこの日、私たちは彼女の音楽キャリアの節目を目の当たりにしました。AZKiはホロライブ0期生として、透明感のある歌声をいかし、日々の配信でファンとの絆を深めてきました。このライブは、過去の振り返りと新たな決意が織り交ぜられた特別な瞬間となりました。
続いては、彼女のキャリアの出発点とも言える曲の数々が披露されました。2018年のデビュー曲「Creating world」から始まり、「リアルメランコリー」、「フェリシア」、「I can't control myself 」「ひかりのまち」など初期の楽曲が次々と奏でられ、AZKiが辿ってきた道のりを如実に感じさせます。その過程で特に盛り上がったのが「Fake.Fake.Fake」で、パワフルな彼女の歌声と生バンドのアンサンブルが絶妙にマッチし、会場を熱気で包み込みました。
やがて時計の針が進み、イノナカミュージック時代の曲へと移行します。「from A to Z」では客席のファンと一体になり、AZKiと観客のコールが重なり新たな一体感を生み出しました。過去の彼女と現在の彼女が共演する瞬間は深い感動を呼び起こし、それがどれだけ彼女の成長に寄与してきたかを思い知らされます。
ライブの終わりに向かうにつれ、花が咲くように育ったステージ装飾は、まるでAZKiの成長を象徴しているかのようでした。新しい楽曲「Going My Way」もサプライズ披露され、彼女の音楽的進展が明確になる一幕もありました。対し、星街すいせいとの共演による「The Last Frontier」はお互いの成長を感じられる素晴らしい瞬間で、多くのファンが期待した瞬間でもありました。
AZKiの「旅立ち」を称えたこのライブは、過去の経験、現在の喜び、そして未来への決意が重なり合った感動的なステージとなりました。「AZKi SOLO LiVE 2025 'Departure'」は、彼女が新たな一歩を踏み出すための特別な場であり、今後の活動に向けての大きな励みとなりました。彼女の存在がファンや仲間をどれだけ大切にしているか、そして未来に向けての信念をどう位置づけるかは、今回のライブでより一層明確になったことでしょう。