青森県は、特にりんごの名産地として知られていますが、最近、前例のない記録的な豪雪に見舞われました。この豪雪は2024年末から年明けにかけて続き、青森県内の一部地域ではなんと3メートルを超える積雪が確認されました。結果として、県全体のりんご関連の被害額は過去最大級の206億円に達すると試算されています。
この深刻な状況を受けて、一般社団法人グリーンコープ共同体が支援に乗り出しました。グリーンコープは西日本中心に活動している生協で、青森のりんご農家を支えるために、2025年7月21日から8月1日までの間に支援金を募集しています。申込はグリーンコープのウェブサイトやスマホアプリから可能で、金額は一口200円または500円と手ごろです。
豪雪による被害は深刻で、老木だけでなく若木も影響を受け、収穫量が例年の最大3割も減少する見込みです。特に湿った重い雪が降り積もったため、倒木や幹折れ、枝折れといった樹体への損傷が広がってしまいました。倒れた木を再び植え替えたとしても、実を収穫できる状態になるまでには約5年もかかります。そのため、被害の影響が長期にわたることが懸念されています。
また、園地や施設の破損も著しく、地域全体の営農活動にも大きな障害となっています。これらの事態を受けて、グリーンコープは組合員から支援金を募ることに決定しました。寄せられた支援金は、津軽みらい農協や津軽産直組合に渡され、苗木の植え替えや施設の復旧のために使われる予定です。
青森県のりんご生産者は、地域の産直活動を通じて消費者との距離が近く、顔の見える関係が築かれています。このような関係を大切にしながら、未来に向けた安全で安心なりんごづくりを支援していくことが、グリーンコープの使命です。
豪雪による被害に直面している青森のりんご生産者のために、ぜひ温かいご協力をお願いいたします。私たちの応援が、彼らが再び元気にりんごを育てる力に繋がります。
「2025年青森県りんご豪雪被害カンパ」の詳細は以下の通りです。
- - 受付期間: 2025年7月21日(月)〜8月1日(金)
- - 支援金額: 一口200円/500円
- - 申込方法: グリーンコープの共同購入申込書、またはウェブ・スマホサイトから
注: 本支援金はグリーンコープの組合員を対象としています。
一般社団法人グリーンコープ共同体の本部は福岡県福岡市博多区にあり、多数の生活協同組合と連携しています。グリーンコープは「安心・安全な食を子どもたちに提供したい」という思いから、地域の特色を大切にしつつ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをしています。今回の豪雪被害を乗り越えるためには、多くの方々の協力が必要です。ぜひ、青森の生産者のために力を貸してください。