医療機関向け新たなデータ収集システム「HYOUKA」の導入へ

SOMPOリスクマネジメント株式会社と株式会社Datailoが、顧客インサイトを得るためのタブレット型アンケートシステム「HYOUKA」の紹介協定を締結しました。この協定を通じて、SOMPOリスクは自社のネットワークを活用し、医療機関への「HYOUKA」の普及を図ります。この新しいシステムは、収集したデータを基に医療機関のサービス向上を支援することを目的としています。

背景

SOMPOリスクは、医療機関における長年のリスクマネジメント支援の経験を生かし、医療の質のさらなる向上を目指しています。医療機関では、患者インサイトを的確に取り入れることが、質の高い医療サービスの提供に繋がると考えられています。患者インサイトを効率的に収集できるツールの導入は、今の医療現場において非常に重要です。

従来の患者満足度調査には、設問内容が統一されており、患者の多様な経験や期待を反映しきれないという問題がありました。これを解決するために、SOMPOリスクはDatailoと提携して「HYOUKA」の導入を決定しました。

「HYOUKA」の特長

「HYOUKA」は、患者インサイトを効果的に収集するために設計された新しいシステムです。アンケートはタブレットを通じて実施され、回答者に最適な質問が自動的に提示されるため、瞬時に回答が得られます。また、タブレット内部のAIカメラが回答者の性別や年代を判断し、それに応じた質問を提示します。これにより、より適切なデータを収集することができます。

加えて、回答にはジェスチャーやタップといったインタラクティブな操作が可能なため、患者はストレスを感じることなく、楽しんで参加できる仕組みが整っています。これにより、高い回答率が期待され、得られたデータを基に適切な改善策が導き出されるでしょう。

本協定の意義

本協定により、SOMPOリスクは自社の広範なネットワークを利用して「HYOUKA」を医療機関に紹介する役割を担います。また、過去の経験から得たリスクマネジメントの知識を活用し、医療機関からの要望に応じた改善提案も行います。

一方、Datailoは先進的なIT技術を駆使して高品質なデータ収集を実現し、SOMPOリスクの医療機関に対するネットワークと専門知識を融合させることで、医療サービスの質を向上させるための大きな支援を行います。