日本代表の挑戦
2025-04-18 16:28:11

スポーツを通じて包摂社会を目指す、日本代表チームの挑戦

スポーツを通じて包摂社会を目指す、日本代表チームの挑戦



東京都新宿区のNPO法人ダイバーシティサッカー協会は、2025年にノルウェーで開催されるホームレス・ワールドカップに日本代表チームを派遣する計画を発表しました。この大会は、ホームレス状態にある人々が、人生で一度だけ選手として参加できる場となります。協会は「スポーツを通してすべての人を包み込む社会をつくる」というミッションのもと、社会的な困難を抱える人々へのエンパワメントを目指してこの活動を進めています。

ホームレス・ワールドカップとは


ホームレス・ワールドカップは、2003年の創設以来、毎年開催されている国際大会で、ホームレス状態の人々だけでなく、難民なども参加対象となります。この大会は、サッカーを通じて生きがいや人とのかかわりを取り戻し、社会的な偏見を和らげることを目的としています。最近では、Netflixによる映画化もあり、国際的に注目を浴びているイベントです。

日本代表チームの過去の挑戦


日本代表は、これまで2004年のイェーテボリ大会、2009年のミラノ大会、2011年のパリ大会に参加した経験があります。しかし、資金面での課題や国内での活動に集中するため、2012年以降は派遣を見送っていました。その後、ダイバーシティサッカー協会が派遣事務局を担うことになり、2024年のソウル大会では、株式会社LIFULLの日本代表オフィシャルスポンサーの支援を受け、13年ぶりに出場しました。その試合を通じて、参加者からは「人生観が変わった」「国境を超えた交流ができた」との感想が寄せられています。

連続出場の重要性


2025年大会への出場は、日本代表チームにとって2年連続の挑戦となります。昨年度の出場を機に、「自分も活動に関わりたい」「新しい挑戦をしたい」という多くの声が上がりました。ワールドカップへの継続的な出場を実現することで、困難を抱える方々の期待に応え、仲間のいない社会を改善していく基盤を構築していきたいと考えています。

今後、練習会やウェビナーイベント、寄付キャンペーンなどの実施も予定されており、活動への参加や応援が期待されています。

大会の詳細


  • - 主催: Homeless World Cup Foundation / The Salvation Army
  • - 日程: 2025年8月23日〜30日
  • - 会場: オスロ庁舎前広場
大会の詳細については、こちらから確認できます。

ダイバーシティサッカー協会について


ダイバーシティサッカー協会は、ホームレスや若年無業者、引きこもり、依存症など、何らかの社会的な課題を抱える人々のために、スポーツや芸術活動を通じて「好きなことを思い切り楽しむ」機会を提供しています。これらの活動を通じて、すべての人を包み込む社会の実現を目指しています。詳細は、こちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人ダイバーシティサッカー協会
住所
大阪府大阪市中央区南船場3-11-27
電話番号

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