2030年に迫る介護離職リスクと企業の取り組みについて考えるセミナー
2030年に迫る介護離職リスクと企業の取り組みについて
少子高齢化が深刻化する中、2040年にはビジネスケアラーが約318万人に達すると予測され、これに伴う経済的損失はなんと約9兆円にのぼると見込まれています。企業にとって、介護離職は看過できない経営課題となっています。2025年4月に施行された改正育児・介護休業法により、企業は従業員への介護情報の提供や仕事と介護の両立支援を求められるようになりました。しかし、多くの企業ではまだ十分なサポート体制が整っていないのが現状です。
このような背景を受け、一般社団法人産業ケアマネ協会は「仕事と介護の両立支援 最前線」と題したセミナーを2026年6月29日に開催します。このセミナーは、企業向けの重要な情報提供の場として、多くの企業関係者や報道関係者の参加が期待されています。
企業が直面する介護の現実
介護は、もはや個人や家庭だけの問題ではありません。仕事を続けながら家族を支える「ビジネスケアラー」が増える中、企業もこの問題に真剣に向き合う必要があります。介護離職や生産性の低下、従業員の管理職候補への影響など、経営の持続可能性に直接関わる課題が増えています。
特に、ビジネスケアラーの多くは40代から50代。管理職や専門職として企業の中核を担う人々が介護に直面することで、企業の人材確保にも影響が出てきます。従業員が介護に悩むことによって生じる遅刻や早退、集中力の低下は、企業の業務に必要不可欠な人材の価値をも損なう結果をもたらします。
セミナーの内容
本セミナーは、介護離職のリスクを低減させるための実務対応を考えるものです。アンダーソン・毛利・友常法律事務所の嘉納英樹弁護士を講師に招き、人的資本経営の観点から企業がどう介護離職リスクに備えるべきかを具体的に解説していただきます。
さらに、従業員が直面する様々な複合的な課題についても焦点が当てられます。認知症への対策や遠距離介護の管理、さらには財産管理や成年後見制度といった個別の課題も取り上げます。
参加対象者
本セミナーは企業の人事・総務・労務部門の責任者や担当者、また経営企画部門の責任者、さらに社会保険労務士や報道関係者を対象としています。参加費は無料で、創造的かつ実践的な知識を得る絶好の機会です。
企業との連携
セミナーに参加することは、企業が自身の介護離職リスクを真剣に考える契機となります。協会は、企業と介護現場をつなぐビジネスケアマネの普及にも努めており、両立支援のための情報を提供しています。また、企業のニーズに応じたサポート体制を整えることで、働きながら介護に直面している従業員に支援を行うことが可能です。
将来的には、各企業において「ビジネスケアマネ」という介護相談ができる専門職が存在する社会の実現を目指しています。従業員が安心して働ける環境を整備することは、企業の人的資本経営や健康経営の実践そのものです。
まとめ
日本は今、介護をどう支えるかが問われています。2100年には認知症を抱える人が700万人に達すると予想される中、企業はどのようにビジネスケアラー支援に向き合ったらよいか、新たな視点から考える必要があります。企業が全ての従業員にとって働きやすい環境を実現するためには、今すぐに対策を取らなければなりません。セミナーでの情報共有を通じて、多くの企業がこの問題に真剣に取り組むことを期待したいです。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人産業ケアマネ協会
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内13階
- 電話番号
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03-6899-5893