NIJINアカデミーが社会起業家全国大会でグランプリを受賞！不登校児へ新たな希望を提供

NIJINアカデミーが日本経済新聞社主催の大会で栄光をつかむ

2025年2月24日、日本経済新聞社が主催する「NIKKEI THE PITCH SOCIAL」において、株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」がグランプリに選出されました。この大会は、全国のスタートアップや次世代の社会起業家を支援し、SDGsに関連する社会課題解決を目指すコンテストです。

NIKKEI THE PITCHとは

NIKKEI THE PITCHは、社会起業家やアトツギベンチャー企業を対象にした支援プロジェクトです。常に新たな挑戦と交流の場を提供し、飛躍とオープンイノベーションの推進を図っています。複数のプログラムから構成されており、中でも「NIKKEI THE PITCH SOCIAL」は、社会問題を解決するアイデアや事業を持つ個人や団体を対象にしています。

NIJINアカデミーの特色

NIJINアカデミーは、2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクールです。全国から約400名の生徒が入学し、「多層的な心理的安全性」「対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」をカリキュラムの核心に据えています。学校に行けないことが劣等感や罪悪感につながらないよう、多様な学びを提供し、子どもたちが希望を持てる未来を創造することを目指しています。興味深いことに、在籍する生徒の9割以上が、所属校から出席認定を取得しているとのことです。これにより、従来の教育システムにおける不登校問題への新たな解決策が示されているのです。

星野達郎社長の思い

NIJINの代表取締役社長である星野達郎氏は、プレゼンテーションの際、子どもたちの顔を思い浮かべながら話すことを重要視しています。彼は受賞が、日々頑張っている子どもたちのおかげであると感謝の意を示しつつ、誰もが幸せになる社会を作るための責任を感じていると述べています。彼は、「子どもたちが幸福を感じ、その力でこの世界を明るくできるように、これからも向き合っていく」と強調しました。

NIJINアカデミーの最終プレゼンテーション

NIJINの理念と今後の展望

「教育から国を照らす」という理念のもと、NIJINは教育問題を根本から解決するための事業を展開しています。創業者の星野氏は、日本の教育現場における危機感から、教育に対する希望を持てる国を作るために2022年に会社を設立しました。不登校問題や教員不足、教師の働き方など、様々な課題に対して11の独自の仕組みを持ち、教育の新たな選択肢を提供しています。