介護士シェアリングサービス
2020-10-22 08:00:01
介護士シェアリングサービス『イチロウ』が資金調達を実施し成長を加速
介護士シェアリングサービス『イチロウ』が資金調達を実施
介護士のシェアリングプラットフォーム『イチロウ』を運営する株式会社LINKは、シードラウンドで6,500万円の資金調達を成功させました。この資金を活用し、関東エリアでのサービス展開やプロダクトの改善を行う予定です。
『イチロウ』とは
『イチロウ』は、主に要介護者とその家族を支えるために、自宅や病院などさまざまな場所へ介護士を派遣するサービスです。高齢者が自宅で快適に過ごすことを可能にし、介護保険制度の制約を乗り越えるために設計されています。多くの要介護者が「最期は自宅で」と考える中、公共の介護保険サービスがこのニーズに応えられない現状を踏まえ、柔軟なサポートを提供しています。
サービスの背景と価値
日本の介護業界は多くの課題を抱えています。公的介護保険サービスは、要介護者のニーズにうまく対応できていません。『イチロウ』は、この問題を解決するために、現代のテクノロジーを駆使してサービスの質を向上させています。また、介護職員の賃金の低さも深刻な問題です。『イチロウ』では、介護士への報酬を業界平均の1.6倍に引き上げることで、優秀な人材を呼び込もうとしています。
介護士の待遇改善
介護士不足は、介護の質にも直結します。『イチロウ』は、介護士と要介護者のマッチングシステムを独自に開発し、効果的なマネジメント体制を築いています。この仕組みにより、介護士は安心して高い賃金で働くことができ、有資格者が求められる市場において競争力を持つことができます。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの影響で、集団生活が煙たがられる中、在宅介護のニーズはますます高まっています。『イチロウ』は、公的介護保険サービスを補完する新たな選択肢として、需給のバランスをとっています。
名前の由来
『イチロウ』という名前は、代表を務める水野氏の祖父の名前に由来しています。介護の現場で「自分の家族には利用させたくない」と感じる場面が多く見受けられる中、水野氏は、自分の家族にも自信をもって勧められるサービスを作りたいという思いから、この名前を選びました。
今後の展開
資金調達により、今後は関東エリアでの本格的なサービス展開を行い、オペレーション体制の強化やマーケティングの強化も進めていきます。特に、自宅での安心・安全な介護を提供するためのシステム開発を優先し、業務を最大限に効率化させる計画です。
引受先の意見
出資を行った企業からは、介護業界の変革を期待する声が寄せられています。ブラッククローキャピタルや三井住友海上キャピタル、マネックスベンチャーズなどの投資先は、『イチロウ』が日本の高齢化社会の問題を解決する扉を開くことを信じています。
まとめ
株式会社LINKが運営する『イチロウ』は、介護業界の課題解決に挑む新たなサービスです。要介護者が自宅でより良い生活を送るために必要なサポートを提供し、介護士の待遇改善を目指しています。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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イチロウ株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-2-17トランスワークス青山
- 電話番号
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