オランダ大臣が訪問！ヤヱガキの最先端代替肉研究

ヤヱガキ醗酵技研がオランダ大臣を迎えた意義

兵庫県姫路市に拠点を置くヤヱガキ醗酵技研株式会社は、オランダのNIZO社とのコラボレーションを通じて、サステナブルな代替肉の研究開発に取り組んでいます。最近、オランダ王国の農業・漁業・食料安全保障省のジャン・ルメニー大臣が関西万博への訪問に合わせ、当社を視察されました。

オランダ大臣の視察内容

視察では、ヤヱガキの独自培養菌糸体を用いた代替肉の開発状況が紹介されました。大臣は、実際の製品を試食し、菌糸体培養設備についても詳しく確認しました。この訪問は、日本とオランダが協力して進めるフードテックの取り組みを示す重要な機会となりました。

歴史ある会社の取り組み

ヤヱガキ醗酵技研は、350年以上の歴史を持つ酒蔵を母体とし、バイオテクノロジー分野にも早くから着手してきました。これまでに多種多様な食用色素や健康に寄与する菌株の研究開発を行い、特に最近はオランダNIZO社とのもとで代替肉の開発に力を入れています。

大臣のコメント

訪問後、ルメニー大臣は「ここでの革新的な技術を学べたことは非常に嬉しい。今後の高齢化社会において、栄養はますます重要になる。国境を越えてノウハウを交換し、開発の加速を図る意義は大きい」とのコメントを寄せました。これにより、ヤヱガキの技術とNIZO社のフードテックの組み合わせが、今後どう進展していくのか期待が高まっています。

今後の展望

ヤヱガキ醗酵技研は、この視察を機に、非動物性で安全なので健康維持に寄与する『美味な』代替肉のさらなる開発を進めることを表明しました。社内では菌糸体の機能性研究やスケールアップを進め、市場での実装を目指しています。

活発な質疑応答

視察中、大臣との間で活発な質疑応答も行われ、双方にとって有意義な情報交換ができました。今後も、ヤヱガキはオランダとのコラボレーションを深め、両国の技術交流がもたらす未来の可能性を探求していく所存です。

最後に、視察を終えたルメニー大臣とヤヱガキの長谷川社長は、握手を交わし、友好関係を確認し合いました。今後もこのような国際的な連携を通じて、持続可能な食の未来を切り開いていきたい所存です。