パシフィックコンサルタンツが優秀講演賞を受賞！次世代技術活用を提案

パシフィックコンサルタンツ優秀講演賞受賞の喜び

パシフィックコンサルタンツ株式会社は、公益財団法人土木学会が主催する第6回i-Constructionの推進に関するシンポジウムにおいて、優秀講演賞を授与されました。この栄誉は、同社の先端技術センターに所属する技術研究所の丸山涼介氏による講演「生産性向上を目指した地方公共団体の下水道職員の業務上の課題抽出」が評価されたことによるものです。

講演の概要と課題の洗い出し

丸山氏の研究は、地方公共団体の上下水道分野で働く職員が直面している具体的な問題点と、そこから生じる業務の非効率性を明らかにしました。特に、3年ごとに実施される人事異動によるデータやノウハウの喪失は、業務引き継ぎの短さと相まって、効率的な業務遂行を難しくしています。これにより、専門性の異なる領域への異動や不明確な引き継ぎ方法といった問題が浮上しました。

解決策としての生成AIの活用

これらの課題を解決するための手段として、生成AIなどの情報技術を用いた支援システムの構築が提案されています。形式知と暗黙知の効率的な伝達を支えることで、下水道職員の業務の改善が期待できます。今後も引き続きインタビューを重ね、より効果的な引き継ぎ手法の検討を進めていくとのことです。

優秀講演賞の選考基準

優秀講演賞は、建設マネジメント委員会が実施するイベントでの発表や講演の中から特に優れたものに対して授与されます。これは研究発表や公共調達シンポジウム、地域のシンポジウムなど幅広い分野が対象です。

パシフィックコンサルタンツについて

パシフィックコンサルタンツは、1951年に設立され、70年以上にわたって建設コンサルタントのリーディングカンパニーとして活動してきました。都市や建築、鉄道、道路、空港などのインフラ整備に関与し、「未来をプロデュースする」というビジョンのもと、持続可能な社会の実現を目指しています。公式HPこちらをご覧ください。