NYVCが日系支援開始
2025-07-01 12:15:47

ニューヨーク発のベンチャーキャピタルが日系スタートアップへの支援を本格化

ニューヨーク発のベンチャーキャピタルが日系スタートアップへの支援を本格化



最近、ニューヨークの大手ベンチャーキャピタル「ERA Global」が日系スタートアップに対して投資を開始しました。この取り組みは、経済産業省や東京都との協力のもと、日本発のテクノロジー企業向けに提供される特別なプログラムの一環です。シリコンバレーに負けない市場開拓を目的としており、具体的には、「Global Venture Builder Program (Go Global)」のプログラムが開催されます。

プログラムの概要


このプログラムでは、特にClimate分野での革新を目指すシードステージ以上の企業を対象に、ERAの関連ファンドから出資を行ないます。年々深刻化する気候変動に立ち向かうための技術革新を支援することに重点を置いており、資金調達は1社あたり50万から100万米ドル程度とのことです。

テーラーメイド支援


ERA Globalの大きな特徴は、各スタートアップのニーズに応じたテーラーメイドの支援を行う点です。アクセラレーター型のプログラムではなく、ブランドやマーケティング、人材採用まで、多岐にわたるサポートが提供されます。これにより、参加企業は自社のビジネスモデルを最適化し、米国市場での競争力を高めることができるでしょう。

過去の実績


ERA Globalは、2011年の設立以来すでに375社以上のスタートアップに投資しており、4社をユニコーン企業へと育て上げています。これは、1000名以上のメンターや専門家からなるネットワークを活用し、スタートアップの急成長を実現した結果です。そうした専門的なメンタリングによって、日系企業も新たな可能性を見出すことが期待されています。

プログラムの目的


本プログラムは、気候変動という世界的な課題に対し、脱炭素化を促進するビジネスモデルを構築する企業への投資を狙いとしています。これにより、日本経済はもちろん、国際競争力の向上にも寄与することでしょう。

募集要項


2025年7月1日に募集を開始し、日本発のシリーズA以上のClimate Tech系スタートアップが対象となります。参加希望者はERA Globalの公式ウェブサイトから直接応募できます。この取り組みにより、日本企業がどのようにグローバル市場に浸透していくか、今後の動向が注目されます。

パートナーシップ


さらに、東急不動産株式会社がこのプログラムのパートナーとして参加しており、「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」との連携を通じた支援も強化されています。これにより、地域でのディープテックスタートアップの育成や、国際的なネットワークの形成が期待されています。

結論


ニューヨークのERA Globalによるこの新たな取り組みは、日系スタートアップに多くの可能性をもたらすものです。気候変動への挑戦をテーマにしたビジネスで、国際舞台に立ち向かうスタートアップの成長に期待が寄せられています。日本から世界に通用する企業がどれほど誕生するのか、目が離せません。


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会社情報

会社名
独立行政法人 日本貿易振興機構(ジェトロ)スタートアップ課
住所
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル7階
電話番号
03-3582-5770

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