2025年5月10日、11日、広島のひろしまゲートパークで「こども食堂フェア」が開催されました。このイベントは、地域の子ども食堂の存在を広めることを目的としており、叡啓大学の3年生である隼田彩希さんが実行委員として参加しました。
隼田さんは、地域コミュニティが縮小する昨今、誰もが安心して集える場所を作りたいという思いを抱いて、「こども食堂」の活動に取り組んでいます。彼女は高校時代に子ども食堂でのボランティア経験があり、その時のつながりから、このフェアの主催者である初谷禮子さんと協力する機会を得たとのこと。
今回のフェアでは、10日に屋台を設け、11日には読み聞かせやクラフトのブースを展開しました。隼田さんは、屋台用の看板を作成し、各大学との連絡調整や、ゲートパークでの集客と導線確保など、様々な役割を果たしました。特別な企画を用意するのではなく、普段の子ども食堂の様子をそのまま見てもらう工夫がされました。
イベントの結果、期間中に訪れた来場者数は1,000人を超え、地域の方々の反応も良好でした。当日の様子は、RCC中国放送などで放送され、多くの人々にこの取り組みを知ってもらう機会となりました。
隼田彩希さんは、「来場者に子ども食堂の魅力を伝えられたことが嬉しかった」と感想を述べ、地域の人々とのコミュニケーションの大切さを実感したといいます。彼女の活動は、地域交流の重要性を再認識させるものであり、今後も継続的に活動を続けていく意向を示しています。
この「こども食堂フェア」は、参加者だけでなく、地域全体にとっても大きな意味を持つイベントになっています。初谷さんの「まずは知ってもらいたい」という言葉に象徴されるように、未来を担う子どもたちのために、地域全体でサポートしていく姿勢が求められています。これからも、隼田さんのような若い力が地域の活性化を促していくことでしょう。
詳細については、叡啓大学の公式ウェブサイトやRCC中国放送の放送内容をチェックしてみてください。地域の未来を考える絶好の機会となるでしょう。