放課後を「消費」から「投資」へ!
島根太郎氏の新たな挑戦
2025年5月9日、民間学童保育のパイオニア、島根太郎氏の著書『子どもの人生が変わる放課後時間の使い方』が講談社から発売されます。本書は主に、放課後時間の重要性やVUCA時代における非認知能力の育成について深く掘り下げています。
学童保育の需要とその背景
令和6年度の学校基本調査によれば、日本の小学1年生は約93万人、そのうち約半数にあたる45万人が学童保育を利用しています。多くの保護者は放課後の時間を塾や習い事で埋める傾向にありますが、島根氏はこの時間を「未来への投資」とする考え方を提案しています。
非認知能力とは何か?
本書では、非認知能力を定義し、自己肯定感や主体性、集中力などが数値化されないスキルであることを説明しています。これらは長い目で見て、幸福度や収入、リーダーシップに影響を与える要素とされています。放課後の自由な時間が、これらの能力を育むカギであると島根氏は強調しています。
放課後の「余白」時間の重要性
島根氏によれば、子ども達が自由に過ごす「余白」の時間が、非認知能力を高めるためには不可欠だといいます。本書では、教育的な活動でスケジュールを埋め尽くすのではなく、自由時間の重要性が詳述されています。
コーチングの技術
キッズベースキャンプでは、子どもたちの個性を引き出す「コーチング」が実践されています。本書では、家庭でも使えるさまざまなコーチングの手法を紹介し、信頼関係の構築ややる気を引き出す方法についても解説します。親たちにとっても参考になること間違いなしです。
目次の概要
- - はじめに
- - 第1章: 放課後に「自由な時間」がない子どもたち
- - 第2章: 放課後時間が人間力を育てる
- - 第3章: 子どもたちの人生を切り開く「人間力」とは?
- - 第4章: 人間力の育ち方/育み方
- - 第5章: 人間力を育てるための実践例
- - 第6章: 人間力は日常の遊びでも育つ
- - 第7章: 家庭でできる人間力の育み方
- - おわりに
- - 著者プロフィール
結びに
本書は、忙しい保護者にとって有意義な時間を子どもたちに提供するための具体的なヒントが満載です。ぜひ、多くの方にご一読いただきたい一冊です。