「Happy Horse Project」
2026-10-02 13:35:24
写真でつながる競馬ファンの想い、引退馬支援の新たな形「Happy Horse Project」
写真でつながる競馬ファンの想い、引退馬支援の新たな形「Happy Horse Project」
競馬というスポーツには、多くのファンが心を寄せている。彼らはレース中に駆け抜ける馬たちの姿に魅了され、その後の生活に目を向けることが少なくない。しかし、引退した馬たちの暮らしは決して容易ではなく、支援の手が必要なのが現実だ。そこで、新しい形の支援が始まった。このプロジェクトの名は、「Happy Horse Project」である。運営を手掛けるのは、埼玉県さいたま市に拠点を置く株式会社ハッピースマイルだ。
プロジェクトの背景と目的
「Happy Horse Project」は、引退馬の日常を捉えた写真やジョッキーのオフショットを販売し、その売上の一部を引退馬の飼養環境の支援に充てる取り組みだ。このプロジェクトが立ち上がったのは、2025年12月に社会的な意義や事業性を考慮した結果であった。競馬ファンがただ「支援」するのではなく、好きな馬やジョッキーの写真を購入することで、自然に支援につながる仕組み作りを目指している。2026年1月からは全国での提案が始まり、現在では約30の牧場や関連団体が賛同している。
写真販売の仕組み
このプロジェクトのユニークなところは、写真販売を通じてファンと馬、ジョッキーとをつなげるところだ。まず1つ目は、牧場で撮影される引退馬の日常写真の販売である。ファンは、馬たちがどのように過ごしているのかを知り、その姿を見守ることができる。写真の一部売上は、引退馬が安心して暮らせる環境を整えるために使われる。
次に、ジョッキー本人による写真販売も行われる。普段見ることができない彼らの表情や、レースとは異なる一面を捉えた写真が提供され、ファンの「応援したい」という気持ちが新たな形で実現する。このように、ファンの楽しさと支援が一体となる仕組みが「Happy Horse Project」の核をなす。
支援の意義
従来の引退馬支援は、寄付やボランティアが中心だったが、このプロジェクトは「支援するから」といったスタンスではない。「好きだからこそ」写真を購入し、その収益が馬たちの暮らしを助ける。これにより、ファンは馬との絆を深め、ジョッキーや牧場とも新しい接点を持つことができる。実際、ジョッキーがレース外でどのように過ごしているのかを見る機会も増え、競馬の楽しさが一層広がる。
写真がつなぐ未来
写真には単なる瞬間を記録するだけでなく、心に響く感情や思い出を呼び起こす力が存在する。現役を退いても、馬たちがどのように元気でいるのかを知ることができ、ファンはそれを喜ぶだろう。さらに、プロジェクトを通じて競馬界に関わる人々や背景にも触れることができる。
たどり着いた想い
代表取締役社長の佐藤堅一氏は、中央・地方競馬の馬主として引退馬が直面する現実や養老牧場の苦労を実感してきた。だからこそ、「競走生活が終わっても、幸せは続く」という強い想いの下で「Happy Horse Project」を立ち上げた。企業の持つプラットフォームを用い、初期費用を抑えながらファンの温かい思いを支援に結びつける。ファン、牧場、ジョッキー、そして馬たちが幸せに循環する新しい支援のスタンダードを確立することを目指している。
今後の展望
プロジェクトは今後も拡大を続け、引退馬牧場との連携を強化し、ジョッキーの写真販売も本格化していく。特に2026年9月30日には、美浦トレーニングセンターでの素材撮影を控えており、10月中旬からは販売が開始される予定だ。ファンは「牧場からの写真」と「ジョッキーの写真」の両方を通じて、競馬界の「今」を感じることができる。これにより、競馬ファンが引退した馬たちを支援する新しい形が実現しつつある。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ハッピースマイル
- 住所
- 電話番号
-