持続可能な物流体系の構築にむけた実証事業
2025年7月17日、国土交通省は持続可能な物流体系の構築を目指し、
「多様な輸送モードの更なる活用に向けた実証等事業の二次公募を開始しました。この取り組みは、陸・海・空の各輸送手段をフル活用し、環境負荷の低減や災害時の物流の安定化を図ることを目的としています。
事業の目的
新モーダルシフトの推進を通じて、航空機の空きスペースを利用したり内航海運の新規需要を創出したりすることで、今後のトラックドライバーの輸送力不足を解消することが期待されています。このように、多様な輸送手段の活用は、より持続可能な物流体系の確立に寄与します。
補助対象事業者
補助事業に応募できるのは、以下の企業です:
- - 航空運送事業者
- - 海上運送事業者
- - 貨物利用運送事業者
- - その他、航空または海上運送に関連する民間事業者
これらの事業者は、各モードの輸送を改善するためのプロジェクトに参加し、補助金を受けることができます。
補助対象経費
事業の内容に応じて、次のような補助対象経費が設定されています。
1. 航空貨物輸送の実証事業
- - 定期便の空きスペースを活用した新航空輸送サービスの実証運航や需要調査に要する費用
- - モーダルシフトを促進するための空港検査機器などの導入に関する費用
(補助率:[1] 定額、[2] 1/2)
2. 海上輸送の実証事業
- - 内航海運の新しい需要創出(新規航路の変更を含む)に関する実証運航に要する費用
(補助率:1/2)
公募の詳細
公募の詳細や申請書類については、国土交通省の公式サイトで確認できます。詳細は以下のリンクからアクセスできます。
国土交通省公式HP
公募スケジュール
- - 公募期間:令和7年7月17日(木)から8月18日(月)17時まで(必着)
- - 事業期間:交付決定の日から令和8年2月27日(金)(予定)
この取り組みは、持続可能な国の物流インフラの実現に向けた重要なステップであり、関係事業者や社会全体が一緒になって問題解決に取り組む必要があります。持続可能な未来を実現するため、企業の積極的な参加が期待されます。
お問い合わせ先
国土交通省 物流・自動車局 物流政策課 〜髙田、松山、小安〜
TEL:03-5253-8111 (内線 41-833、41-841)
直通:03-5253-8801
このプロジェクトを通じ、環境への配慮とともに物流業界の効率性向上へと結びつけられることを期待しています。次世代の物流は、持続可能な選択肢を通じて進化していくでしょう。