奈良新聞社とPR TIMESが業務提携
奈良県の情報発信の新たな展開が始まりました。2024年11月7日、奈良新聞社とプレスリリース配信サービス「PR TIMES」は業務提携を締結しました。この提携により、地元の企業が発信する情報がより多くの人々に届くことを目指しています。
提携式は奈良市で行われ、奈良新聞社の代表取締役社長田中篤則氏とPR TIMESのパートナービジネス室長高田育昌氏が出席し、双方の企業が持つ資源やネットワークを活かして、奈良県内の情報流通を活発化させることを誓いました。
地域情報流通の重要性
奈良新聞社は1946年に創立された地域新聞であり、奈良県内のさまざまなニュースを取り扱っています。しかし、近年のデジタル化に伴い、地域情報の発信方法に新たなアプローチが求められています。この提携により、地域の事業者が発信するプレスリリースが「奈良新聞デジタル」に掲載されることとなり、情報の流通が一層効果的に行われる見込みです。
プレスリリースの流通と発信対象
奈良新聞社のニュースサイト「奈良新聞デジタル」では、奈良県の事業者が発信するプレスリリースコンテンツが掲載され、地元のイベントやキャンペーン、製品情報などが日々更新されます。これにより、情報発信の幅が広がり、県内外からのアクセス増加が期待されています。
無料プログラムの提供
さらに、奈良新聞社は「奈良新聞プログラム」を利用し、地元企業に対してPR TIMESの利用を支援します。条件を満たす企業は、プレスリリースを無償で配信できる機会が与えられ、新しい製品やサービスの情報を広く知ってもらうことができます。この取り組みは、地域の知名度向上や販路拡大を目指しています。
奈良の魅力を発信する
奈良県は歴史的な魅力にあふれる地域ですが、この機会に地域発の情報をより積極的に発信していくことが重要です。PR TIMESは、全国47都道府県での提携を進め、奈良発の情報が県外にも広がるよう取り組んでいきます。
今後の展望
この業務提携によるシナジー効果として、奈良新聞社は新たな事業展開に向けた検討を進め、PR TIMESと共に奈良県のビジネスチャンスを広げていく方針です。地域の情報が多くの人に届くことで、奈良県の活性化が促進されることを期待しています。
提携に対する思い
奈良新聞社の田中社長は、「地域の情報発信の重要性を理解し、PR TIMESとの連携を通じて読者と事業者をつなげていきたい」と語っています。一方、PR TIMESの高田室長は、奈良の魅力を発信することで、地域の活性化に寄与する狙いがあると述べました。
この提携が、奈良県内外の事業者の情報発信をより効率的にし、地域の経済活性化に結びつくことを期待しています。