NoMy Japan株式会社の体制強化について
NoMy Japan株式会社は、親会社であるNorwegian Mycelium ASとの連携を強化し、商業成長に向けた新たなチーム体制を発表しました。今回の体制強化は、日本市場での事業成長戦略と知的財産の専門家を迎えることで、NoMyの事業をさらに推進することを目的としています。
1. 事業成長戦略の新トップ、Ludovic Reysset氏
新しく参画したLudovic Reysset氏は、世界各国で30年の経験を持つグローバルな食品業界のエキスパートです。彼はこれまで、ダノンやSONAEなどの大手企業で役職を歴任し、特に商業戦略の構築において大きな成果を上げてきました。Ludovic氏は日本を含む各国市場での成長を牽引することに自信を持ち、多様な市場で培った経験をインプットとしてNoMyに活かしていく予定です。
2. 知的財産戦略の向上に向けて、Eran Noah博士を迎え入れ
さらに、Dr. Eran Noah氏が知的財産戦略ディレクターとしてチームに加わりました。彼の25年以上にわたる科学分野での経験と特許弁護士としてのバックグラウンドは、NoMyが開発するマイコプロテインをはじめとする革新的な食品の商業化を加速させるための強力な支えとなるでしょう。彼が創業したNoah IPを通して、世界水準の知財ポートフォリオの構築に尽力しており、イノベーション創出における専門性が期待されています。
3. 日本市場に特化した食品開発の加速、Alessandra Massa氏
Alessandra Massa氏は、ガストロノミー・サイエンティストとして糸状菌由来の新しい食品を研究してきた実績を持ちます。日本のマイコプロテイン市場での成長に向けた新商品開発を手掛け、イノベーティブなアプローチでサステナブルなプロテインの可能性を掘り下げていく方針です。具体的には、麹由来のプロテイン素材を幅広い消費者に届け、「美味しさ、栄養価、持続可能性」を兼ね備えた製品としての価値を感じてもらうことを目指しています。
4. Oslo Innovation Award 2025の受賞
また、NoMyは2025年度のOslo Innovation Awardの最優秀賞を受賞しました。この賞はサステナビリティや社会変革に貢献した企業に贈られるもので、NoMyの取り組みが国際的にも評価されています。この受賞を契機に、さらなる事業推進を図り、日本市場への進出を加速度的に進めるとしています。
まとめ
NoMy Japanは、商業成長を加速させるために新たなメンバーを迎え、顧客や市場ニーズに即した製品開発を行う方針です。特に、マイコプロテイン分野での革新を追求し、日本及び世界のフードテック業界での確固たる地位を築くことを目標としています。今後の展開に目が離せません。