姿勢を変える新たな自由を提供するHineruとは
株式会社コボリンが開発した電動車椅子「Hineru(ハイネル)」が、プラネット福祉用具アワード2025の栄冠を勝ち取りました。この電動車椅子は、通常の機能に加え、利用者の快適さを考慮した姿勢変換機能を搭載しており、より人間工学に基づいた設計がなされています。
Hineruの特長
Hineruは、基本的な電動車椅子の機能に、体圧を分散し、快適な姿勢を保つための三次元的な姿勢変換機能を加えています。具体的には、ティルトやリクライニングの他に、背もたれの側屈、回旋、上下の動きが可能です。これにより、作業や食事、休息など、異なる姿勢を記録して再現することができ、利用者が自らの快適さをコントロールできる環境を提供します。
利用者は手元のスイッチで簡単に操作できるため、より自由な移動と快適な姿勢の選択が可能です。Hineruの詳しい情報については、
こちらから参照できます。
評価の声
プラネット福祉用具アワード2025では、専門家の方々から高い評価を受けています。福祉用具貸与の専門家は、ティルト・リクライニングに旋回機能が追加されたことに革新性を感じたとコメントしました。また、作業療法士や理学療法士からも、細かな動きがサポートできる点や、利用者自身が姿勢を調整できることが高く評価されています。いずれの意見も、Hineruが福祉用具における新たな基準を設定するものであることを示しています。
今後の展望
Hineruを開発した株式会社コボリンは、今後も「希望する全ての人に『姿勢』と『移動』の自由を提供する車椅子」の実現に向けて努力していくと表明しています。これまではオーダーメイドでの製作に重きを置いていましたが、今後は量産化や介護保険レンタル市場への導入も視野に入れています。これにより、さらに多くの方々にHineruを届けることが可能になるでしょう。
プラネット福祉用具アワードについて
「プラネット福祉用具アワード」は、福祉用具の性能や品質、安全性を評価するために会員による投票を基に、優れた製品を選ぶ活動です。革新性、普及力、支援力の三つの分野で上位製品が選考され、受賞した製品はマスコミなどを通じて広く公表されます。
イベント出展のお知らせ
株式会社コボリンは、2024年4月16日から17日に開催される「バリアフリー2025」展に出展し、Hineruの実物を展示します。この機会に、実際にその使用感を体験することができる貴重なチャンスです。ぜひお立ち寄りください。
イベント詳細
- - 会場: インテックス大阪(〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-5-102)
- - 開催日: 2025年4月16日(水)~18日(金)
- - 公式サイト: バリアフリー2025公式サイト
Hineruは、ただの電動車いすではなく、利用者一人ひとりのおもいに寄り添った革新の象徴です。これからもさらなる進化を遂げることが期待されています。