愛犬との新たな働き方を提案するシェアオフィスの実証実験

新たな働き方の提案

東京都内に位置する会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート京橋」が、ペット同伴の利用を促進する新しい取り組みを開始しました。この実証実験は、ペッツオーライが開発したペット資格証明アプリ「Wan!Pass（ワンパス）」を使用して、愛犬と共に働ける環境を整えることを目的としています。

実証実験の背景

日本国内における犬の飼育頭数は約850万頭。しかしながら、ペットと一緒に過ごす際の環境は整っておらず、多くの飼い主が「ペット後進国」と呼ばれるこの状況に不満を抱いています。その理由の一つとして、ペットに関する知識や飼い主自身のペットリテラシーが社会で正しく評価されていないことが挙げられます。また、商業施設や公共施設では、単純に犬を「連れている」か「連れていない」かだけで入場を制限される現状があるのです。

ペットと共に働く環境の必要性

ビジネスエアポート京橋では、これらの問題を解決するためにペット同伴可能なフロアを設け、飼い主が愛犬と安心して働ける空間を提供しています。この取り組みにより、ペットを通じて会員同士のコミュニケーションが生まれ、新たなビジネスの創造も期待されています。さらに、ペットを飼っていない方にも、ペットとの共存がもたらすセラピー効果が体感できる場所となるでしょう。

Wan!Passの機能

「Wan!Pass」は、単なるペットの健康情報を記録するアプリではありません。このアプリによって、飼い主のペットリテラシーや犬のしつけスキルが測定・認定され、改ざんができないブロックチェーン技術で安全に保管されます。この仕組みを通じて、飼い主が愛犬を連れてお店に訪れた際、その知識とスキルに基づいて具体的な入店可否の判断が行えます。これにより、ペットとその飼い主の行動範囲が広がり、より自由に社会参加できるようになるのです。

ビジネスエアポート京橋の特徴

ビジネスエアポートは、「飛躍を求めるすべてのビジネスパーソンへ。」をコンセプトにしたシェアオフィスで、都内に19拠点を展開しています。それぞれの拠点は最寄り駅から徒歩数分という利便性を誇り、快適なビジネス環境を提供しています。また、各拠点にはコンシェルジュが常駐し、地域に合わせた洗練されたワークスペースを提供しています。