企業や官公庁向けに7年保存可能な備蓄用水を発売
兵庫県赤穂市に本社を置く赤穂化成株式会社は、災害や非常時に備えるための新商品「長期保存水7年」を、2025年4月7日より企業や官公庁向けに発売します。この商品は、安心・安全な品質と長期間の保存が可能であることが特徴です。
商品概要
「長期保存水7年」は、500mlと2Lの2つの容量が用意されており、価格はオープン価格となっています。何よりも、この水はクリーンな室戸海洋深層水を100%原料として使用し、ミネラルや不純物を最小限に抑えた純水です。これにより、7年間という長期間の保存が実現しました。この商品は企業や官公庁の備蓄管理を軽減し、管理コストの削減に貢献することが期待されています。
7年保存可能な理由
本製品は、特別な殺菌プロセスや充填方法により、純水を製造しています。この結果、災害時や非常時の水の入れ替え頻度を低減し、備蓄の管理が格段に楽になります。さらに、食品安全マネジメントシステムであるISO22000の認証取得を受けた工場で製造されているため、品質も保証されています。
また、海洋深層水は、表層の水質が影響しないため、PFAS(有機フッ素化合物)の汚染リスクが非常に低いとされています。実際の水質検査でも、PFASは検出限界値以下であり、安心して使用できる水質が維持されています。
使用シーンについて
この「長期保存水7年」は、飲料水としてはもちろん、さまざまな料理や炊き出しにも適しています。特に薬を飲む際には、ミネラルを含まないため、薬の効果を阻害することもありません。赤ちゃんのミルク作りにも理想的で、煮沸が不要なため、安心して使用できます。また、犬や猫などのペットにも適した水質となっています。
さらに、万が一の被災時を考慮して、災害伝言ダイヤルの手順を商品ラベルに掲載しています。これは、被災地における安否確認をスムーズに行うための配慮です。
開発の背景
最近、南海トラフ巨大地震の発生確率が上昇しており、国の有識者会議が警鐘を鳴らしています。これに対応するため、家庭用や組織向けの備蓄水がますます重要視されています。東京都でも、市民や従業員に対し備蓄の指導が行われており、1人当たり21リットルの水が必要だと言われています。赤穂化成の「長期保存水7年」は、こうしたニーズに応える製品として開発されました。
海洋深層水の特徴
海洋深層水は、深さ200m以深の海水で、長い年月をかけて循環してきた水です。特に室戸岬沖の水は、清浄で雑菌が少なく、微生物による汚染もほぼありません。これにより、安心・安全な飲料水として利用できることが保証されています。赤穂化成はこの貴重な水を利用して、安全かつ高品質な製品を提供しているのです。
赤穂化成株式会社について
赤穂化成は、江戸時代から続く伝統ある企業で、塩の生産をはじめとして多様なミネラルの取り扱いを行っています。「赤穂の天塩」は50年以上続くロングセラー商品で、多くの人に愛されています。今後も、赤穂化成は安全で高品質な製品を提供し続け、災害に備えるための情報発信を行っていきます。
詳しくは、公式サイト(
https://www.ako-kasei.co.jp)をご覧ください。