認知症ケアAI革命
2025-07-09 14:50:58

AIを活用した認知症ケアの新時代到来、「Good Practice System」特許取得

AIを活用した認知症ケアの新時代到来



介護業界に革新の風を吹き込む株式会社介護サプリが、AIを駆使した介護支援システム「Good Practice System」の特許を取得しました。このシステムは、質の高い認知症ケアを実現するために設計され、介護現場での新たな可能性を切り拓いています。

Good Practice Systemとは?



「Good Practice System」は、認知症を抱える利用者への最適な介入方法を、AIがリアルタイムで推奨してくれる機能です。これは、大阪公立大学と共同で開発され、すでに兵庫県内で実証実験が行われています。システムは、介護記録アプリに組み込まれ、全国の介護事業所で収集されたデータをもとに動作します。

このシステムでは、被介護者の年齢や性別、要介護度、認知症の種類といった情報と、介護者自身の属性やケアの時間帯を総合的に解析し、個々のケースに最適な関わり方を即座に提供します。これにより、経験の浅い介護者でも質の高いケアを一貫して行えるようになります。

特許取得の背景



介護の質を向上させるためには、「アセスメント → ケアプラン → 介入 → モニタリング」というサイクルが必要です。中でも、介入の質が認知症の症状に大きく影響することが研究から明らかになっています。「Good Practice System」はこの介入の質を向上させるために設計されており、記録された介入データを分析して、効果的なフィードバックを提供します。

このシステムにより、経験知に依存した介護が減り、また人材不足の問題も緩和されることが期待されています。特に、若手介護者への教育が課題となっている介護現場では、即戦力となる人材の育成を支援する役割を果たします。

今後の展望



株式会社介護サプリは、2025年度内に全国の「ケア記録アプリ」ユーザーに「Good Practice System」を導入する準備を進めています。その一環として、来年度からはモニター事業所の募集を開始し、実運用に基づくデータの蓄積と検証を行い、システムの精度向上を図る予定です。

ケア記録アプリの便利な機能



介護サプリが提供する「ケア記録アプリ」は、介護施設や通所介護、障害福祉サービス向けのクラウドベースの記録システムです。iPadやパソコンから被介護者のバイタルや食事量などを管理でき、業務の効率化を図ることができます。

しかし、従来の記録システムにおいては、ユーザーインターフェースが現場に合わなかったり、入力が難しいという課題も存在していました。介護サプリは、「すべてのスタッフに使いやすい」という理念のもと、記録業務に特化したサービスを提供し、これらの問題を解決します。

会社概要



  • - 社名: 株式会社 介護サプリ
  • - 代表者: 玉置 慎一
  • - 所在地: 兵庫県神戸市中央区京町72番地
  • - 設立: 2018年5月
  • - 資本金: 4,100万円
  • - URL: https://kaigosapuri.com/

新技術を活用した介護ケアの質の向上が期待される中、介護サプリの取り組みは今後の介護業界に大きな影響を与えることでしょう。是非、新たな可能性に注目していきたいものです。


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会社情報

会社名
株式会社介護サプリ
住所
神戸市中央区京町72番地新クレセントビル
電話番号
078-327-2270

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