デジタル庁、ISMAPクラウドサービスリストを最新化し官民のDX推進を加速

デジタル庁がISMAPクラウドサービスリストを更新

2024年12月23日、デジタル庁は政府情報システムのためのセキュリティ評価制度（ISMAP）に基づいたクラウドサービスリストの最新版を公開しました。このリストは、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の専門ポータルサイトで確認することができます。

ISMAPとは？

ISMAPは、政府が提供する情報システムにおけるクラウドサービスの安全性を評価する制度です。各サービスは、情報セキュリティの観点から厳格な基準をクリアしていることが求められ、その結果がリストとして公表されています。この制度により、行政や企業が安心してクラウドサービスを利用できる環境を整えることが目的とされています。

リストの更新内容

今回の更新では、安全性評価を受けた新たなクラウドサービスが追加され、既存サービスについてもその評価が見直されました。これにより、より多様なサービスが利用可能となり、官民のDX（デジタル・トランスフォーメーション）推進を後押しする役割が期待されています。

具体的には、ISMAPに登録されたサービスは以下のような分野において利用されています：

- 行政や自治体の業務効率化
- 企業の業務プロセスのデジタル化
- 市民との情報共有・サービス提供の向上

今後の展望

デジタル庁は、今後もデジタル社会の進展に向けて、さらなるクラウドサービスの評価・認証を進める予定です。また、ISMAPの認証を受けたサービスの利用を促進するため、業界との連携を強化し、インフラ整備に取り組んでいく方針です。

このような取り組みを通じて、デジタル社会が抱える様々な課題に応えることが期待されています。特に、データの安全性やプライバシー保護に関する懸念を解消するため、ISMAPは重要な役割を果たすとされています。