地域支援を目指して
2023年1月31日、株式会社瀬戸内重機運輸は「SDGs私募債『地域応援型』」を発行し、地域社会に貢献する意義ある取り組みを行いました。この私募債の発行に伴い、同社と中国銀行が協力し、手数料の一部を活用して児童養護施設である玉島学園に運動用具を寄贈することが決定しました。
私募債の概要
株式会社瀬戸内重機運輸の私募債『地域応援型』は、地域社会への貢献を目的とした金融商品です。手数料の一部を地域の支援活動に充てる仕組みで、今回の寄贈先である玉島学園には特に力を入れています。この施設は倉敷市内で唯一、さまざまな事情で家庭を離れた子供たちが生活する場所であり、彼らの自立支援を目指し重要な役割を果たしています。
私募債の概要は以下の通りです。
- - 銘柄名: 株式会社瀬戸内重機運輸 第1回無担保社債(中国銀行・岡山県信用保証協会共同保証付)
- - 所在地: 岡山県倉敷市林2115番地1
- - 代表者: 和田剛
- - 業種: 運送業
- - 売上高: 383百万円(令和6年9月期)
- - 発行額: 50百万円
- - 発行日: 令和7年1月31日
- - 発行期間: 5年
- - 返済方法: 定時償還(半年毎分割償還)
- - 資金使途: 運転資金
寄贈の背景
株式会社瀬戸内重機運輸の代表者である和田剛氏は、1992年の設立以来「安心・安全」を経営理念に掲げ、全国への建設重機の輸送を行ってきました。特に地域社会への貢献には、強い情熱を持っています。
和田氏は、「将来を担う子供たちの育成に貢献したい」という思いを持っており、今回の寄贈もその一環です。彼らを取り巻く環境は厳しく、支援の手が必要です。そのため、倉敷市で唯一の児童養護施設である玉島学園に対して運動用具の寄贈を決定しました。
この寄贈は、玉島学園の子供たちがスポーツに触れる機会を増やし、身体的な成長だけでなく、心の成長も促すことが期待されています。寄贈式は2023年3月12日(水)に行われ、地域社会にとって新たな活動のスタートを迎えることになります。
地元への影響
この取り組みは、地域の方々にSDGsの理念を広めるだけでなく、地元企業の社会的責任の重要性を再認識させるものです。企業が地域に根ざし、子供たちの未来を考えた行動をとることによって、地域全体の活性化にもつながるでしょう。
瀬戸内重機運輸は今後も様々な支援活動を通じて、地域社会の発展に寄与し続けることでしょう。社会貢献への取り組みは、その企業の存在意義を高めると同時に、地域との結びつきをより強固にするものです。私募債を通じた地域支援が、今後さらなる広がりを見せることを期待しています。