アースデイとフードロスの関連性
2025年4月22日のアースデイに向けて、企業や団体が環境問題への取り組みを進めています。中でも、フードロスの問題は非常に重要なテーマの一つです。食品が無駄に捨てられることは、環境への負担を増すだけでなく、経済的にも大きな損失を招いています。それに注目したのが、雪印メグミルク株式会社です。
隠れフードロスとは
同社は『隠れフードロス』にスポットを当て、全国の20~69歳の男女に対し調査を実施しました。この調査結果から、フードロスになる可能性が高い食材として、牛乳がトップに位置していることが明らかになりました。実際に、牛乳は日常的に多くの家庭で使用されているにもかかわらず、その廃棄の多くが賞味期限切れに起因しているのです。
牛乳がフードロスのトップ
調査によると、過去に賞味期限が切れた食品として最も多かったのは「牛乳」で、35.3%がこの理由で廃棄した経験があると答えています。それに続いて、野菜が32.3%、肉が24.1%となっています。特に牛乳は、そのまま飲むだけでなくコーヒーや紅茶などの割材としても広く利用されており、大容量のパッケージを選ぶ傾向が強いのが特徴です。
多くの家庭では、特に大人数の世帯である場合、大きなサイズを選ぶ意向が強まります。しかし、結果的に少量が余ってしまい、無駄な廃棄を生む原因となっているのです。
新商品の登場
こうした背景を受け、雪印メグミルクは、750mlというちょうどよい容量の『雪印メグミルクおいしい牛乳 750ml』を新たに関東エリアで販売開始しました。このサイズは、少人数世帯に特に適しており、無駄のない牛乳の使用を促進する目的で開発されたものです。
到達可能なサイズで手に取りやすく、消費者が生活スタイルに合わせた選択ができるよう、幅広いラインナップを展開しています。これにより、フードロスの削減を図ることができると同社は考えています。
調査の詳細
調査は2025年2月1日から2月28日の期間に行われ、多数の対象者を集めて実施されました。8,133名の男女がスクリーニング調査に回答し、牛乳を購入している2,000名のデータも収集されています。この調査から、牛乳の使用方法は「そのまま飲む」ことが67.4%と最も多く、次いで飲料などの割材として59.7%の人が使用していることが判明しました。また、料理材料としても45.9%が利用していることが分かりました。
フードロスを減らすための取り組み
さらに、調査結果ではフードロスを防ぐために「大きいサイズのものを買わない」、「飲めるサイズの少量のものを選択する」といった声が上がっています。また、賞味期限が近づいてきた際にはカレーやシチューに使う工夫をするなど、消費者はさまざまなアイデアを持っていることも明らかになりました。
このように、雪印メグミルクは環境への配慮と共に、日常生活に寄り添った商品提案を通じてフードロスが減少することを目指しています。これからも消費者のニーズを反映し、持続可能な未来を築くための戦略を展開していく予定です。
お問い合わせ先
この新商品の詳細や問い合わせは、雪印メグミルク株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。フードロスを減らすために、皆さまの参加を心よりお待ちしております。
雪印メグミルク ウェブサイト
まとめ
フードロス問題は我々一人ひとりの意識が重要です。雪印メグミルクが提案する750mlサイズの牛乳は、無駄なく飲み切れるサイズとして、環境への負荷を軽減する一助となります。みなさんも、意識して選択肢を広げてみてはいかがでしょうか。